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お嫁入り☆ [雑感]

タイトル読んで、「娘さん?」と思われた方が、もしいらっしゃったとしたら、誤解をさせて申し訳ございません。
娘ではありません。(⌒-⌒; )

お嫁入りは、娘の使っていた「ピアノ」なんです。

色々考え、ピアノを処分する事にしました。


IMG_1977.JPG


今あるピアノは2台目で、1台目は娘が1歳8ヶ月から音楽教室へ通い始めた時に買いました。
そのあと、だんだんレベルが上がってきてピアノコンクールへ出るようになったり、ちょっとした賞を頂けるようになった時、夜も練習できる消音タイプのピアノに買い換えたんです。

しかし・・・・
娘が中学へ入ると、彼女は吹奏楽部へ入りtubaを吹き始めました。
部活は、毎日でお休みは殆どなく、一年に一度お盆の時だけお休みという生活。
それでも、ピアノのレッスンへは通っていたんですが、うちでピアノを弾く事が少なくなってました。
部活が忙しいので、ピアノのレッスンへ通うのも大変でしたが、彼女がレッスンを休まなかったのは、大学は音大が美大と決めていたからなんです。
絵画教室も通っていたんですが、些か絵画教室へ通う時間は作れなくなってきた時、先生に相談したら「本気で美大に行きたいなら、遅くても中三で戻ってきなさいと言われましたが、そのころには彼女の中で進路は決まっていて、音大へ進む事になっていたようです。
それで、高校2年までピアノのレッスンは続けていたんです。

でも、音大への進学は決めていたのですが、進む方向は色々変わって行き、少しずつピアノに触れる時間がなくなってきたんです。
それでも、毎年ピアノの調律は続けてきたのですが、昨年は完璧にピアノを弾く時がなかった。
そうなると、ピアノを弾かないのに毎年調律をお願いしているのも無駄な事をしているようにも思えてきたんです。

娘に相談したところ、あまりピアノに執着はないようで・・・・というか、今度お友達の楽団に誘われ、トロンボーンをやろうと思うなんて言い出したので、益々ピアノの必要性はなくなったわけです。
(娘は、大学でトロンボーンをやっていたんです。)

その話を聞いてから、真剣にピアノの引き取り先を探し、「ここなら・・・・」というところを見つけ、先日引き取りに来てもらいました。

長年我が家で一緒に暮らしてきたピアノは、娘をお嫁に出す気持ちになりました。
思い出も、沢山ありましたから・・・・

そうそう。
お嫁に出す前夜、その日は娘がお休みで夕食が終わってコーヒータイムになった時、娘が「弾き納め」と言って、ピアノを弾いてくれてミニミニコンサートを開いてくれました。

すると、文が・・・・


今まで、ピアノの調律の音は耳にしていても、メロディーを聴いた事がなかったせいか、それまで遊んでいた文が、娘の奏でるメロディーをずっと聞き入っていました。
家族皆んなで、楽しいひと時が過ごせました。



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「おねえちゃんが、何かきれいな音を出してたよ。ふしぎだったよ。」

翌日、このピアノがまた綺麗な姿になって、音楽が大好きな方のところへ嫁げることを祈り送り出しました。


今回、ピアノを手放すことを決めたのは、娘が弾かなくなったってこともあるのですが、これから私たちも年をとって、自分が思った様な行動が出来なくなってからではピアノの処分も難しくなるので今のうちにという気持ちからなんです。
今「断捨離」が流行っていますが、このピアノを処分したことで、家の中を片付けるキッカケになった様で、これからもっと家の中を軽いものにしていこうと・・・・

必要最低限の生活に憧れる私です。



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