スープ・オペラ☆

最近、テレビ番組が面白くない。
と、思っています。
最近というか、随分前からそう思っていて、テレビはニュースを主に観ていたんですが、とうとうそれも・・・・

それで、何かDVDでも・・・・と思い、このところDVDを借りて来て観ています。
でも、何を観て良いか分からず、そう言う時は「まったり」とした気分になれるものにしています。
「まったり」と言っても、何なんですが・・・・私は食べるシーンがある物が好きで、「かもめ食堂」とか「食堂かたつむり」「西の魔女が死んだ」とかを飽きずに何度も観る。

でも、今回は本では読んでいたのですが、映画は観ていなかった阿川佐和子さんが書いた「スープ・オペラ」を観る事に。

そこで、私の心を惹いたのが、もちろんお話に出て来る「スープ」だ。
スープを作るシーンは、最初の方でタマネギを四つ切りにしニンジンをざく切りにしたものを寸胴に入れる所だけ。
スープを頂くシーンは何回かありますが、作るシーンはそこの部分だけなんです。
でも、とても簡単に出来ると言う事だけは台詞で言ってるのです。
「簡単に出来る」と言う言葉は、私の心に残った。(^^)

私は、映画の中で作っている食べ物を見ると、どうしても作りたくなってしまう。
自分で観て出来そうだと思うと、無謀にも作ってしまう。
もう、そこは想像の世界。

「かもめ食堂」では、「シナモンロール」が美味しそうで、映像を観ただけの知識で作ってしまって、後から「何かたりない」と思い、冷静になってPCで検索して本当の作り方を調べる。
まぁ、初めから調べればいいのですが、何となく映画の中の様にチャチャッとやってみたくなるんですが、結果は・・・・(笑)

そういう結果を分かっていながら、今回も「スープ」作りをしてしまいました。
スープの中に入っている物、水の量、時間・・・・全然解らないのにねぇ〜(^^;)


今回は、作り始めてから作り方検索しました。
すると・・・・
やっぱり、下ごしらえが・・・・だめ!

映画の中で、スープを口にした時のあの何とも言えない様な「幸せ」な顔・・・・無理かも。(^^;)

と、ちょっと自信なくもセッセと作りました。
本来3時間くらい火にかけているらしいのですが、時間の関係で今回は２時間で終わらせました。



そして、スープを漉して味を整えて出来たのが、こちら。



ん〜
なんか、映画の方がもっとオレンジ色していた様に思いますが、やっぱり3時間煮込まないとダメだったのかなぁ〜
でも、味は野菜の甘味がしっかり出ていました。

しかし・・・・

本当に食べて見たかったのは、スープの食べ方なんです。

映画の中で、主人公ルイのおばさんのとばちゃんが、お皿にご飯を入れその上にスープをかけハーブをパラパラってかけて食べるシーンがあったんです。
それが、とても私の興味をそそったんです。

それをやってみたくて、２時間かけてスープを作った訳です。(^^)

映画では、鶏ガラを使っているんですが、鶏ガラが見つからず・・・・というか売っていなかったので、骨が付いてれば良いだろうと安易な私は、鶏手羽をしよう。
それで、鶏手羽に付いてるお肉をほぐし取り、ご飯の上に乗せその上からスープをかけパセリをかけてみました。



ほぐした鶏肉を乗せたのは・・・・正解!
スープだけだと、ちょっとあっさりし過ぎの様に思いますが、ほぐした鶏肉を入れるとアクセントになります。
そして、味付けは塩のみですが、生姜が入っている事でピリッとした刺激もあり、なかなかいい感じの味でした。(^^)

今度は、ちゃんと鶏ガラを使って、映画のレシピ通りに作ってみようと思います。

いい加減に作ったわりには、上出来!!

☆3つにしちゃおうかなぁ〜(^^)