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ブレーメンの音楽隊☆ [絵本]

先週の火曜日から風邪で体調を崩し、そんなに酷い物ではないと思っていましたが、何とダラダラと本日迄に至ってしまいました。(^^;)
ウィールス性の風邪ではないのですが、今ひとつスッキリとしない。
まったく、困った物です。
とはいうものの、PCを開いてブログを書く気になってきたので、良くなって来てはいるのでしようね。



さて、先日娘は大学の授業でコンサートをマネージメントするという課題が出されました。
と言っても、この授業ではいつも何かテーマを出されマネージメントし、その道のプロの方の前でプレゼンをし評価を頂いているのですが、今回は選ばれると自主企画した物を実現する事が出来るのです。
結論からいうと、娘は最後迄残る事はできませんでした。
娘は、リコーダー演奏を企画し内容的には良かったらしいのですが、出演者の選択が良くないといわれたそう。
何故か、幼稚園の頃からリコーダーが大好きで、N○Kの番組を観ていたんですけど、企画するほどリコーダーが好きだったとは驚きました。
まぁ、娘の事はいいのですが、採用されたお友達の企画が、「ブレーメンの音楽隊」のお話と音楽のコラボの様な企画。
只今、公演に向けて各場所との交渉で色々苦労しているようです。


「ブレーメンの音楽隊」と聞いて、知っているお話だけに、公演が決まったら是非観に行きたいと思っているのですが、「ブレーメンの音楽隊」のお話をみなさんはご存知ですか?
有名ですから、多くの方はご存知だと思うのですが・・・・勿論私も知っています。

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といいたいのですが、フッと「ブレーメンの音楽隊」って音楽隊になったんだっけ?
泥棒の家から泥棒を追い出して、ごちそうを食べた所迄は覚えてるんですけど、その先が思い出せない。
それで、もう一度「ブレーメンの音楽隊」を読み直してみたんです。
そうしたら、フレーメンには行かず泥棒の家にすみついてしまったんですね。(^^;)


ところで、今回「ブレーメンの音楽隊」を読み直してみて思ったのですが・・・・
荷物を運べなくなった、ロバ。
狩りが出来なくなった、犬。
ネズミを取れなくなった、ネコ。
鳴き叫ぶ、ニワトリ。

それぞれの先に待っていたのは・・・・
ロバ、餌を上げない。
犬、殴り殺されそうになる。
ネコ、水につけられ溺れさそうとする。
ニワトリ、お客の料理にされる。

このお話、結構恐い。

そして、そんな彼らが、泥棒の家を襲撃して家を乗っ取り食べ物を奪う。
これって、「恐喝?」みたいなものじゃないかと。


多分、子供の頃はこのお話を読んで、「殺されそうになった動物達が逃げる事が出来て、安らげる場所を見つけてずっと幸せに暮らせて良かった。」と思ったんだと思いますが、今読むと「あぁ〜良かった。」とは決して思えない。

「ブレーメンの音楽隊」
とは言う物の、音楽隊の活動は泥棒を追い出す時に上げた四匹の声だけなんだけど。(笑)


グリム童話って、良く聞くお話が沢山ありますし、人気のお話も沢山あります。
だけど、真剣にというか一つ一つを噛み締めながらというのも変ですが、こだわって読んで行くと恐い話しばかりなんですよね。(^^;)









プレゼントは・・・・☆ [絵本]

今月も三分の一が過ぎました。
クリスマスまで、後2週間くらいですね。
この時期になると、クリスマスのプレゼントを考えます。
大した物ではなくても、何か気持を形にしたい、喜んで貰えるものを・・・・って、皆さん悩まれている事でしょう。

昨日、娘のお友達が来ました。
クリスマスイベントの準備で、演奏をする時の衣装作りだそう。
私は、「鶴の恩返し」ではないですが、衣装を作っている時娘の部屋へは行きません。
何故なら、作っているものにダメだしをしたくなるから。
娘も分かっているので、見せようとはしないのですが、前回何故か「こんな感じの物をつくるの。」と裁断し仮縫い状態の物を着て写メを取ったものを見せてくれた。

見た後・・・・
見なきゃ良かったと・・・・(> <)

取り敢えず「感想はなし、見なかった事にするね。」と言ったら「わかった」と娘も理解している様でした。

と、話がちょっとそれてしまいました。(^^;)

さて、昨日はお友達も夕食を一緒にしたのですが、その時にクリスマスのプレゼントの話になりました。

誰に上げるかと言ったら、勿論家族ではなく・・・・彼氏にです。(^^;)

どんな物をあげるのか、ママは興味津々。

娘は、まだ決めていないよう。
というか、大学の授業の方が忙しくアルバイトをあまり出来なくている娘は、彼に大した物は買えないんので、安くても喜んで貰える物を考えているみたいですが、なかなか良い案が浮かばない様子。
そして、彼も今年大学を卒業し就職はしたのですが、大学在学中からやりたい事が見つかり、そちらを勉強したかったのですが、コース変更が出来ず卒業してからも通信で勉強しているので、彼もお金がない。
二人共お金のない同士なので、きっと気持ばかりのプレゼント交換になることと思います。
私は、値段ではないのでそれでいいと思うのですが・・・・

テレビなどでも、「クリスマスのプレゼントに、いくらくらいかけますか?」の質問にいつも驚く様な金額が出てきて、「まさかぁ〜」と思ってました。
しかし、娘達の話を聞いていると、本当に高価なプレゼントをするんですね。(^^;)

皆さん、高級時計や指輪など、学生とは思えないほどの値段の物をプレゼントするんです。
そのお金、どうやって作るの?
と思うと、アルバイトなんですね。
今の子って、アルバイトは一つではなく、いくつか掛け持ちしているんですって。

いつ、勉強するんでしょう。
素朴な疑問です。(^^;)

娘を見ていると、アルバイトする時間が本当にないんです。
バイト先から、よく「今日、○○の○○公演でスタッフが足りないから行けませんか?」と電話やメールが来ても、断ってばかり。
その内、首になりそうですよ。(笑)


それにしても、いつからプレゼントが高級化してきたのでしようね。

そんな事を考えていると、私はこの絵本の話がとても純粋でかわいいと思うのです。

その絵本は、フランソワーズの「まりーちゃんのクリスマス」。

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クリスマスが近づき、誰もが気になるものはプレゼント。
まりーちゃんも、サンタクロースからどんなプレゼントが届くかとても楽しみにしています。
それで、仲良しのひつじのぱたぽんにも「良い子にしていたら、サンタクロースからプレゼントを貰える」と教えてあげたら、ぱたぽんは「クリスマス」が何かもわからず、まりーちゃんに聞いてみると「クリスマスは小さいイエスさまが生まれた日で、その日暖炉のところへ木靴を置いておくと、サンタクロースがプレゼントを入れてくれる」と教えてくれた。
でも、ぱたぽんには一つ心配な事があった。
それは、ぱたぽんは小さな靴を履いているけれど脱げないので、暖炉のそばに置いておく事ができない。
ぱたぽんは、その事をまりーちゃんに相談するのだけれど、まりーちゃんは何を貰えるかもう頭の中はそのことでいっぱいで、ぱたぽんが何を言っても聞こえていない様子だった。
しかし、まりーちゃんはぱたぽんの為に小さい木靴を買い、

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ちゃんと暖炉の側に自分の木靴とぱたぽんの為の木靴を置いてあげた。

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すると翌日暖炉の側に置かれた、まりーちゃんの木靴の中には大勢のお人形。ぱたぽんの木靴の中には「ちょうむすびの黄色いサテンのりぼんがついたベルが入っていた。

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ほのぼのとするお話です。
自分のプレゼントを楽しみにするだけでなく、みんなで楽しみを分かち合う。
素敵です。
プレゼントって、値段じゃないです。
どんなものでも、自分を思ってくれて贈られるプレゼントは、それだけで素敵ですね。(^^)

でも、本当のプレゼントは、大切な家族がいつも側にいてくれる事が何よりのプレゼントの様な気がします・・・・
が、若い時は・・・・やっぱり、高価な時計や指輪なのかしらね。(^^)


私は、パパと娘に何あげようかなぁ〜

なんて、本当は決めているんですけど、それは秘密ですよぉ〜(^^)







飛ばされたのは、ドロシーだけじゃない☆ [絵本]

「ある日、突然空が暗くなり、風が吹き荒れ家と一緒に何もかも飛ばされて・・・・」とかって出だしの話を聞くと、「あっ!オズの魔法使い」と誰もが思うことでしょう。

でも、竜巻で飛ばされたのは「オズの魔法使い」の主人公ドロシーだけではなく、「モリス・レスモアと不思議な空とぶ本」の主人公モリス・レスモアも竜巻に飛ばされた一人だ。


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竜巻というのは、人を本当に不思議な世界へ飛ばしてくれます。
ドロシーはオズの国へ、そしてモリス・レスモアは飛ばされて行った場所で空飛ぶ本と出会い、不思議な本の住む建物へ・・・・。
その建物の中では、本達が空を飛び交っていて、本棚には数え切れないほどの本が並んでいた。
本達は、モリスに「読んで欲しい」とアピールしてくる。
そんな不思議な本達とモリスは一緒に暮らし始め、痛んだ本やしわになった本を直し本の世話をする生活を楽しみながら、自分の本も書いいた。
嬉しい事、悲しい事、見た事、聞いた事、願っている事を毎日毎日書き続け、全てを書き終えた時モリスはかなりの年になっていて、モリスは本達に別れを告げ、その本を置いて旅たった。

この本の中で、本には色んな種類があって、それぞれ個性があり、本にだって好きな本や人気ものの本があるって教えてくれます。
この本を読むまで、本自身に本の好みや人気ものの本があるなんて考えた事などありませんでした。

本て、本屋さんや図書館へ行くと、本の種類毎に分類されてならんでいます。
それって、当然の事ですよね・・・・私達にとっては。
でも、人間がこの本の分類の様に分けられたら楽しいでしょうか?
暗い人の固まり、泣き虫の固まり、笑いの固まり、頭の良い固まり、頭の悪い固まり・・・・
こんな固まりを作られたら楽しくないですよね。
色んな事を知りたい人は、色んな事を知っている人と話がしたい。
気持ちが沈んだら、たのしい話が聞きたい。
でも、同じ輪くぐりをされたら・・・・本当につまらないです。
本だって、そうなんです・・・・って。
やっぱり、人気のある漫画や楽しい本の横に行きたい。
百科事典の様な堅物の本は、つまらないから人気がない。
読んでいると思わず「なるほど・・・そうかもね」なんて思ってしまうのだから笑っちゃいます。


でも、どの世界でも必要の無い物なんて一つも無くて、人気がなくても一見嫌われ者の様でも、その存在は大切なんだと言う事を教えてくれます。
モリスは、本の行動や痛んだ本やしわを直しながら、そんな本の気持ちを理解し、本達を勇気付けて行きます。


私は、今年の初め頃まで図書館でボランティアをしていました。
子供達への絵本の読み聞かせを2年程と、それと平行して本の修理のお手伝いを4年程していましたが、
修理で持ち込まれて来た本を見る度、本の声が聞こえる様な気がしました。

修理に持ち込まれて来る本は、本当に色々な本があって、どこか寂しげであったり、堅物であったり、いじめられた子であったり、人気者で疲れ果てたものだったりと色々。

そんな色々な本の事を見つめながら、また元気になって現場へ復帰出来る様丁寧に修理させて頂きました。

「修理」というと、すごく地味な作業と思われると思いますが、自分が絶対手にしない様な本に出会い、ちょっとだけ中身に目をやったりして「へぇ〜」なんて思う情報を得たり出来ます。
そして、いっぱい働いて来た本に労をねぎらいながら、いかにして綺麗に直すかを考えるのが楽しいです。
直した後は、「また、がんばってね。」と送り出す。
とても、気持ちの良い瞬間です。(^^)


この「モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本」は、楽しいというだけではなく、本の大切さや人間社会を本に置き換えて大切な事を教えてくれている様におもいます。
なんて、私は感じたのですが、本は読む人それぞれが違う事を思い描いて良いものですから、もし興味がある方は本屋さんで覗いて見て下さい。(^^)










なんの為に?☆ [絵本]

昨日、娘が本屋さんへ行くというので、一緒について行った。
色々見ていたら、そろそろ暑さも弱まってくる頃ですから、そろそろ「読書の秋」を楽しんでくださいと言いたいのか、本の陳列も夏の頃とかわっていました。
絵本も、何となく秋を意識した色使いの物が陳列されてあり、その中にちょっと目を惹いた絵本があった。

「あなはほるものおっこちるもの」

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という題名の本。
パッと見た時、「なんて書いてあるんだろう」と思いました。
漢字で書けば、「穴は掘るもの落っこちるもの」なんですが、全てをひらがなで書くと、とても不思議な題名に感じるのは私だけかしら?

何のお話なのか興味を持って、表紙を良く見ると、題名の下に「ちいちゃな こどもたちの せつめい」と書いてあります。
そう。
子供達がそれぞれの物や事について、どう見て理解し説明しているかを書いた絵本なんです。
その一つの説明として、「穴」というのは土を掘って作り、またその掘った穴に落ちるのが「穴」と説明してくれた事がこの絵本の題名になった様です。


大人だったら「穴」について説明するとしたら、どんな説明をするでしょうか?
ちょっと、考えてみよう・・・・

「穴」

土を掘って凹みが出来た所・・・・

ん〜

それしか出て来ない。(- -)

でも、私の発想の中には「おっこちるとこ」と言う発想はなかったけれど、小さい子は「穴」おっこちるとこと発想するのは、この発想の先になにがあるんでしょう?

やっぱり、「落とし穴」かな?(^^)

子供達は、穴について、お花を植えるとか様々な発想を語ってくれています。



この絵本の中には、この他にも「顔は何の為にあるの」とか「手は何の為にあるの」「地球は」「太陽は」「ゆきは」と子供達なりの説明をしてくれているのですが、普通物事の説明は、いつも子供が大人に質問して大人は、苦し紛れの説明をします。
でも、この絵本は子供達が子供達の考えを説明してくれていて、とても楽しく面白い絵本です。


昔、娘が小さい頃、ただ何でも「ダメ」と言っても理解出来ていなければ、いけない事を何回でもすると思い、娘に考えさせながらやってはいけない事を教えようと、こんな質問をした事がある。
それは、「テーブルの上や椅子の上に立ってはいけない」というその説明をする時、まず娘にそれぞれの役割を質問したんです。

「テーブルは、何する所?」「椅子は、何の為にあるの?」

すると娘は、「テーブルは、ママの作ってくれたお料理を乗せたりする所」「椅子は、座る所」と答えました。
それで、「じゃあ、テーブルの上にあがっても良いと思う?」と聞くと「ダメ。」と答え、更に「何でダメなの?」と聞いたら、些か答えられない。
それで、「足は、どういう所を歩いて来るの?」とか「オシリは、どういう所に座るの?」と質問し、その答えを聞いて「だからね、そんな汚い所を歩いたり、座ったりしているのに、口の中へ入れる物を置くテーブルの上がったり座ったりはいけないのよね。」なんて話した事を思い出した。

親の言葉はどんな言い方をしても、子供にしてみたら「命令」にしか聞こえないもの。
なので、出来るだけ「命令」ではなく子供自身が考えて行動してもらえたらと、上記の様な会話を良くしていたんですが、この絵本を読んだら・・・・

やっぱり、私も子供に押し付けがましい躾をしていたんだなと反省。(- -)

嫌ですね。
大人だって、子供の頃があって、大人の嫌な所を分かっていたのに、自分が大人になるとすっかり子供の頃を忘れてしまう。

娘をもっと、自由にしてあげたかった・・・・




でも、今は自由過ぎるかも・・・・(笑)





雲の上には・・・・☆ [絵本]

昨日、台風の去った後の空に浮かぶ雲の話で、頂いたコメントのお返事を書いていて「フッと」思い出しました。
雲を題材にしたお話を・・・・

子供の頃って、雲を見ては「あの雲は○○みたい。」なんて、何かの型に似ている雲を探したり、「あの雲の上には誰かいるのかな?」何て色々想像したりしました。
そうそう!
雨が降ったり雷が鳴ったりすると、あの雲の上からジョーロで雨を降らしてるとか、雷小僧が太鼓叩くと雷が落ちるなんて、話もありましたよね。
私は、結構その話を信じていました。(笑)

子供の頃って、誰でも一度はくもを見て「あの雲の上に乗ってみたい」と思ったのではないかしら・・・・


そんな子供の想像力を湧き立てる雲。

でも、今は「東京スカイツリー」が出来て簡単に雲の上へ行ける。
それどころか、「雲の上には何もない」ってことが分かっちゃうから、夢の様な話は出来なくなりますよね。(^^;)

でも、雲のお話で楽しいお話があります。

「レストランバスそらをとぶ」

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主人公は、レストランバスの持ち主のスーおばさん。
二階建てバスに乗って、美味しいものを見付けたらすぐに止めてお買い物。

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誰かに呼ばれたらどこへでも出かけて行って、美味しいお料理を作ってくれます。

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そんなスーおばさんの所へ、すぐ菜の花畑の丘に来て欲しいと電話が来た。
スーおばさんはすぐ出かけて行き、菜の花畑の丘に着くと依頼主から「丘の上に着いたらクラクションを鳴らして」と言われたので、クラクションを鳴らすとレストランバスはふわふわと浮かんで空の上へ・・・・

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空の上を走って行くと、雲で出来た建物が・・・・
そこは雲の公園。
雲の子供達が、雲の公園から菜の花を見ながらお弁当を食べたくて、スーおばさんを呼んだのでした。
スーおばさんは、「もくもくサンド」と「ふわふわサンド」を作ってくれて、雲の子供達もお腹いっぱいになって雲の上ででんぐりかえし。
それを見たスーおばさん「あら、たのしそう!」って、スーおばさんも雲の上ででんぐりかえしをしたら・・・・
雲の子供達はあわててスーおばさんを助けに。
スーおばさんは、雲の子供達を見ていて自分も雲の子になった様な気分になってしまった。

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そして、スーおばさんは地上でスーおばさんを待つお客さんのもとへ帰る時、雲の子供達から「おひさまのくも」を貰った。

空から帰ったスーおばさんは、ランチに「くもくサンド」と「ふわふわサンド」をお客様が食べている間に、さっき貰った「おひさまのくも」を覗いてみたら、そこには・・・・

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雲の子供達が・・・・



雲の上には、雲の子供達がいてゆっくり空を見上げていると、もしかしたら雲の上の雲の子供達の姿をみれるかもしれないという、とっても夢のあるお話。


昨日の台風が連れて来た雲の上にも、よぉ〜く見たら雲の子供達がこっちを見ていたかも・・・・
なんて、思いたくなる様なお話です。(^^)











こんなの 欲しいなぁ〜☆ [絵本]

雨降りの日、どうしても出かけなくては行けない。

そんな事、よくありまいよね。

そんな時、いつも思う事は・・・・

ドラえもんの「どこでもドアー♫」が欲しくなる。
ドアを開けると、そこは目的地。
こんなに、便利なグッズがあったらどんなに良いでしょう。
と、私は真面目にそう思う。

その他にも、絵本を見ていて「こんなかわいい椅子があったら・・・・」とか「こんなおうちにすめたら・・・・」なんて、現実では無理な物が欲しくなったりします。

そして、この絵本にも私がどうしても欲しい物があります。

「かばんうりのガラゴ」

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ガラゴは、旅するかばん屋さん
お客さんが、欲しいかばんをいつでもどこでも出してくれます。

例えば、ひとりっこの子犬が兄弟を欲しがれば、犬の形をしたかばんを・・・・

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こどもたちを連れて歩くかばんが欲しいとかえるさんに相談されれば、こんな素敵なかばんを・・・・

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ピアノの型をして、中にいれると子供達が綺麗な音楽を奏でてくれる。
実に、シャレのきいたバックでしょ?

さて、私がこのお話の中で、売ってくれるならどうしても欲しい「かばん」があります。

それは・・・・
かえるさんの子供がガラゴを気に入ってしまい、その子をガラゴに預けて行ったのでその子の為に水を汲みに行くと、突然大きな地震。
その地震で池に落ちそうになった時、ぞうがガラゴをもちあげて「いつでも、お茶ができるかばんがあるかしら」と言ったんです。

すると、ガラゴはかばんから「やかんのかばん」を取り出した。

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そう、私がほしいものは、この「やかんのかばん」なんです。

「やかんのかばん」の中には、ティーカップやポットが入っていてすぐにお茶が飲めるんです。
茶葉も色んな種類が入っていてすてきでしょ?

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この絵本を見る度に、この「やかんのかばん」があったら楽しいだろうなぁ(^^)って、思うんです。


でもねぇ〜

一番欲しいのは・・・・


やっぱり、ガラゴの持っているこのかばん。

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だって、お客さんのどんな要望にも応えられるかばんが、この中からパッと出てくるんですよ。
それに・・・・
このかばんは、どこでもベッドになっちゃう。
まるで、自分のお部屋のように・・・・

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いいですよね。

欲しいなぁ〜




今日は アンデルセンの誕生日☆ [絵本]

昨日は、エイプリルフール。

そして今日は、皆さんというか世界中の皆さんがご存知の童話作家、アンデルセンの誕生日です。
アンデルセンというと・・・・
「マッチ売りの少女」
「裸の王様」
「おやゆび姫」
「人魚姫」
「みにくいあひるのこ」
その他にも沢山ありますが、ここらへんは誰でも知っているお話ですよ。

アンデルセンて、貧しい家に生まれたけれど想像力があったらしいです。
これらのお話は、自分の生活が元となって生まれたお話だそうですよ。
やっぱり、あまり恵まれ過ぎていると想像力も養われず、お話は作れない物なのでしょうか?

まぁ、それはさて置き・・・・
アンデルセンのお話で忘れられないのが、「みにくいあひるのこ」。
お話が忘れられないのではなく、思いでがあるんです。

この「みにくいあひるのこ」は、娘が幼稚園に入った年の発表会でやった劇なんです。

娘は、2年保育で入園したので同じクラスの子は二回目の発表会ですが、娘は初めての発表会。
役決めは自分のなりたいものを選び、重なったらジャンケン。

娘が選んだ役は、「あひるのおかあさん」。
大人から考えると、普通は主役の「みにくいあひるのこ」に希望者が集中するものと思いますが、何と希望者が集中したのは、娘が選んだ「あひるのおかあさん」だったのです。
ジャンケンに弱い娘は、みごと落選。
それでなった役が・・・・

主役の「みにくいあひるのこ」だったんです。

主役と言っても、主役は3人設定されて、それぞれ台詞を三等分。
どの場面に出るかは、先生におまかせです。

そして、発表会の日。
親というのは、劇の内容より我が子がちゃんと台詞を言えるかとハラハラしているもの。

台詞は三つくらいだったと思います。
その中でも覚えている台詞は、「ボクだって、みんなと一緒に遊びたいのにぃ〜」って台詞。
何で覚えているかと言うと、娘は風を引いていて鼻が詰まっていたんです。
「にぃ〜」のところが、鼻づまりで言うと妙に耳に残ったんです。(笑)


皆一生懸命に演じて、とても可愛かったんです・・・・が、

この後に、驚くことが起きた。

まぁ、主役というのは特別の目で見られることはわかってましたが、娘の幼稚園ではそういう主役取得騒ぎが起きない様に、役決めはあくまでも子供の意思で決めさせており、主役も一人でなく3人にしていたし、そういう事を親は理解していると思っていました。

しかし、発表会が終わって帰ろうとした時、クラスのお母さん方が次々にやって来て「玲名ちゃん、すごい主役なんて!とてもよかったわ!」とか「さすが玲名ちゃん、演技が上手よね。」とか「やっぱり主役は玲名ちゃんょよね。」なんて言って行ったんです。

私は「えっ? 別に主役をしたかったのではなく、あひるのおかあさんになりたかったんだけどジャンケンに負けちゃって。」「でも、みんな可愛かったわね。(^^)」といったんだけど・・・・
その日から、玲名ちゃんは特別な人みたいになってしまいました。(- -;)

経緯はどうあれ、「主役」になると他人の目って違うんだなぁ〜って今更のようにお勉強させて頂いた玲ちゃんママでした。(^^)


アンデルセンの「みにくいあひるのこ」には、そんな思い出があるのでした。


さて、やっと暖かくなって春らしくなってきました。
近所の桜も後もう一息で咲きそう。
「がんばれ!桜ちゃん。(^^)」

先日、固いツボミだったモクレンの花は

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綺麗な花が咲きました。

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すみれらしき花も咲いて・・・・

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春本番?

Kenもまたまた歩きながら・・・・

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寝ているような・・・・

そんなKenを見て、微笑んで通り過ぎていきます。


暖かくなって、お散歩ものんびりゆっくり春を楽しみながら歩ける様になりました。(^^)









室井滋さんの絵本☆ [絵本]

「室井滋さん」という存在を知ったのは、「やっぱり猫が好き」というドラマ?だったと思います。
もたいまさこさんと小林聡美さんとの三人が姉妹という設定で、日常ありそうな事をテーマに「ある日の出来事」を三人で演じているのですが、室井さんの役柄は次女で売れない女優という設定。
三人姉妹の真ん中という自由気ままでハチャメチャなのだけれど、何故か憎めないという役なんですけど、この「憎めない」というは、多分室井さん本来がもっている性格から出ているのではないでしょうか?

最近では、カレーのCMなどで子供と一緒に踊ったりしていますが、かわいいですよね。
いつも、可愛らしい・・・・というか個性的な服装と髪型は、お幾つかは知らないですがある年齢まで行ったらなかなか出来ないですが、室井さんの場合違和感なく見ている側が受け入れられる・・・・誠に羨ましい。


先日、朝の番組に室井さんが出演していたのですが、その中でおっしゃっていた事なのですが、小さい頃「自分はかわいい」と思っていたそうなんですが、ある写真を見た時だったかしら?(ちょっと忘れてしまいましたが)「私って、かわいくないかも」と思ったそうです。

それを聞いた時、人の事ですが「よかったね。」と私、思ったんです。

別に「かわいくない」から良かったというのではなく、自分を客観的に見れたことに対した「よかったね。」と思ったんです。

結構、自分の事って自分が一番知っている様ですが、本当は自分が一番自分の事分かっていない様に思います。
その為、自分を自分で高く評価し過ぎて、自分で自分の首を締め生きにくくしてしまっている事多いですよね。

だから、「自分はかわいくない」と気付き認めた室井さんだからこそ、今の室井さんが居るのではないかと思った。

なぁ〜んて。

でも、あの型にハマらない発想とか面白さ、演技力は、あの日(どの日)の「私ってかわいくないかも」と思ったから何だと思います。

ずっと「私は、かわいい」と思い続けていたら、室井滋という女優さんはいなかった様に思う。


さて、その室井滋さんが絵本を出版した。
ある番組で賢人として室井滋さんが出ていたのだけれど、その時絵本の話をされていて、早速検索して
購入しました。

それがこの絵本です。

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テレビで放送したものだから、在庫切れになってしまった様ですが、私は早かった様で見事にゲットし昨日届きました。

絵本の題名は「しげちゃん」

室井さんの名前について書かれたお話です。
室井さんの「滋」と言う名前が、男の子の名前と思われいつも悲しい思いし、名前を変えて欲しいとお母さんに言った時、室井さんの嫌いな「滋」と言う名前の中には、お母さん達が室井さんへの思いを込めて付けられた名前だった事を知り、自分の名前を好きになろうと思ったというお話です。



自分の名前の由来については、小学校へ入ると必ず授業で調べて来る宿題が出ます。
そこで、自分の名前がついた経緯を知る訳ですが、子供の名前って他人からは何となく聞き流す様な名前でも、親にとってはずっとその子について廻る名前ですし、大切な我が子の未来に願いを込めて送る
親から子へのプレゼント。
その名前を気に入ってもらえないのは、ちょっと悲しいですよね。
まぁ、これは私が一児の母親になったからそう思うのですが・・・・

でも、やっぱり子供の頃は(多少今も)、私もしげちゃんの様に名前変えたいと何回も思いました。

名前の意味も単純だし、何よりも読み間違えが多い。
決して字が難しいのではないのです。
単純に見間違えるだけなんですが、その見間違えた事によって出席を取る時飛ばされるんです。
それが、子供心を傷つけたんですよ。

まぁ、私の思い出話はいいです。

多才な室井さんが書かれた絵本、「しげちゃん」読んでいるといつしか室井さんの声が耳に入って来て、まるで室井さんに読み聞かせをして頂いている様な気分になれるくらい、室井ワールドを感じる楽しい絵本です。

もし機会がありましたら、読まれてみては如何でしょう。

余談ですが、この「しげちゃん」の絵本は、我が家の息子Kenはお気に入りの様で、読んでいる間大人しくきいてましたよ。(^^)

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待ち遠しい 春の訪れ ☆ [絵本]

立春は過ぎても、まだまだ寒い。
でも、風が吹かなければ太陽の陽射しは暖かく、歩いているとコートを脱ぎたくなったりして・・・・
鳥の声も、どこか春らしさを感じられる様に思うのは私だけでしょうか。
鳥達も、早く春が来るのを待っているんですね。

鳥と言えば、春とは全然関係ない話ですが、私の好きな絵本にこんな本があります。

「まっくろネリノ」

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ご存知の方もいらっしゃると思いますが、この「まっくろネリノ」はファンが多いのではないかしら?

表紙の絵が、とてもインパクトありますよね。
黒に大輪の花。
お花に気を取られていると、隅っこにいるネリノに気付かない。
「えっ? ネリノって誰の事?」って・・・・気付いていないんですか?
「ホラ、右下にお目目をキョロキョロさせているでしょ?」

「キャッ、おばけ!!」って、おばけじゃないですよ。
この子がネリノです。

お兄さん達は、とても綺麗な色しているのにネリノだけはまっくろ。
だから、お兄さん達はネリノと遊んでくれません。
せっかく、兄弟がいてもネリノはいつもひとりぼっちなんです。
どうしたら、自分も綺麗な色になるのか考えたりするのですが、誰に聞いてもわからない。
そんな時、お兄さん達が誰かにどこかへ連れ去られてしまった。

ネリノは、お兄さん達を探し出し助けてあげたのですが、その時役に立ったのはネリノの体がまっくろだったから・・・・
暗闇の中ではネリノの姿は誰にも見えないからです。

その後お兄さん達は、ネリノと仲良く遊んでくれる様になりました。



絵本は、書かれた方が読む方に何を伝えたいかというのはありますが、必ずしも書かれた方が何を伝えたいかを考える必要はなく、読む方が皆それぞれの気持ちで受け取れば良いのだと思います。

そして、その絵本から何を受け取るかは、読む方の年齢や環境、いま置かれている状況で少しずつ違ってはくると思います。

だから、何が○で何が×というのはありません。

人を見る時、まずはその人の外見ですが、外見でその人の善し悪しを判断する事くらい心の貧しいことはなく、また自分が周りの人と違う(劣っている)からといって悲観することはないのです。
人は一人一人違っていよく、人と違う事がその人の個性。
どんな人や生物にも、この世に生まれて来た意味はあるのですから、自信をもって胸を張って生きていきたい。
そして・・・・誰にでもこの世に生まれて来た意味があり、自分では気付いてなくても自分の存在が誰かの力になっている事もあります。


Kenは、これからどんな運命になるかわかりません。
きっとKenは大事に至らない様な気がしますし・・・・
大丈夫と信じています。

でも、万が一の場合があったとしても、Kenが今迄と変わらない気持ちで生きて行ける様、今迄以上に愛して行きたいし、Kenにも頑張って生きて行って欲しいです。
そして、Kenの姿を見て「頑張ろう」と思ってくれる方がいてくれたら・・・・と思います。

まずは、私自身がどんな結果にも耐えられる様な心の強さが必要です。




と、色々言ってても・・・・最悪な状態だけは避けたいというのが、本心です!


明るい話にするつもりが・・・・
だめですね。
人間が出来てません!

すみません。(- -)





雪・雪・雪 ☆ [絵本]

この所の寒さはかなり・・・・いえいえ、非常に厳しく、日本海側は大雪。
雪による事故も多発していますよね。
昨日テレビのコマーシャルだったでしょうか。
東北の雪景色を「ほっこり」という表現を使って、映像は古民家の屋根の上に程よい雪が積もり、家の中から暖かい温もりを感じる光が溢れて来るシーン。
確かに、その情景は「ほっこり」なんですが、現状は「ほっこり」なんて言ってる状態ではない。
今、東北の方達は大雪で困っている。
コマーシャルと言っても、もう少しその時の状況を考えて、流す時期を少し考えた方が良いのではないか・・・・なんて、思う私。

名古屋では、六年ぶりの「雪」? 積もったのが六年ぶりなのか、子供達は雪だるま等を作り、テレビ局のインタビューに「楽しい」と答えていましたが、雪も程々降れば情緒があり楽しいものなんですよね。

私の小さい頃の思い出の中にも、冬の寒さは嫌いなわりに雪が降ると、家の中いるのが嫌で外へ飛び出し、誰も歩いていない雪の上を誰よりも先に自分の足跡をつけたり、次には「雪だるま」を作り出す。
それも、自分の限界と闘うかの様に「大きな雪だるま」を・・・・

でも、雪だるまの玉は大きい物を作るのは簡単。
しかし・・・・二つ作った雪の玉を合体させられない。
あまり大き過ぎると、雪玉の上に雪玉を乗せられないのだ。
友達と力合わせて、一生懸命頑張るのだけれど乗せる事が出来ず、結局程よい大きさの雪だるまで諦める。
一見無駄な行動だけれど、子供の時って全然「無駄」なんて思わず、その「無駄」な行動も楽しいんですよね。
そのうち、体が熱くなって来て、着ていたコートを脱いで薄着に・・・・
手袋は、ビショビショになって手袋の意味を果たさない。
なのに、何故か外す事もなくしているんですよね。
気がつけば、手は真っ赤。
ジンジンしてくるんですよ。

そんな、子供の頃を思い出させ、子供の心理をお話にした絵本。

それが、「Kipper′s Snowy Day」

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朝、起きて窓の外を見たら雪が降っていて喜ぶキッパー。
外に出て、自分の足跡をつけたり、雪の上に倒れこんで自分の姿をつけたりして遊びます。
友達のタイガーを誘って、雪遊びをするのですが・・・・雪合戦をしていたら、雪玉に当たったタイガーは、ころんで丘の上からころがり落ちて行くうちに、タイガーは雪にだるまになってしまいます。
友達は、寒いのが嫌いだったのですが、何か楽しくなってきた。
けれど、夕方になってしまった。
キッパーとタイガーは、タイガーそっくりの雪だるまを作った。
翌日暖かくなって、タイガーそっくりの雪だるまは溶けてしまった。

多分、そんな話だと思います・・・・
「思います」というのは、この絵本は英語なんです。
私は、英語がわかりません。
挿絵と、虫食いで英語を読んだ雰囲気で、勝手にそう理解しています。
絵本て、ホント絵があるから助かります。(笑)

この絵本を買ったのは、もう15年くらい前だったと思います。
ミック・インクペンがすきで、たまたまあるデパートで古本のフェアーをしていて洋書売り場で見つけ、英語出来ないのに買っちゃったんです。(^^;)

最近、この絵本の日本語版がある事をしりましたが、未だお目にかかった事がありません。

そうそう。
ここで、ちょっと「今更話し」なんですが、この「Kipper′s Snowy Day」って和訳された絵本のタイトルは「キッパーのゆきだるま」なんです。
音楽にしろ映画にしろ、タイトルは本来のものと全然違う場合が多いじゃないですか。
日本人に受け入れられやすいタイトルに変えるのでしょうけれど・・・・いいんでしょうか。
って、いいから変えているのでしょうけれど、お話のタイトルってブログのタイトル決めるときも、多分それなりに考えてつけるわけで、それなりに意味があるもの。
なのに、他の国に行った自分の作品のタイトルが違っているのって、どう思うんでしょうね。

了解は得ているんでしょうけど・・・・

と、フッとそんな事を考えてしまいました。




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