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今どきのオオカミ☆ [絵本]

♡先日は、皆さんにご心配いただきまして、ありがとうございましす。(^^)
何とか、普通に歩く事が出来る様になりましたが、長い時間歩くとまだ石灰があった部分が重くなり、違和感を感じますが、なんとか頑張っています。(^^)

皆さんから、励ましのやご心配の言葉を頂いて、とても嬉しかったです。(^^)


さて、今日はタイトルに書きました「今どきのオオカミ」に付いて書きたいと思います。
と、言っても絵本や童話に出て来るオオカミの話しです。

昔から、オオカミが出でくるお話に、良い話しはありません。
「赤ずきんちゃん」では、おばあさんや赤ずきんを食べてしまう。
「三匹のこぶた」では、こぶた達が作った家を次々に吹き飛ばす。
「7ひきのひつじ」では、こひつじ達のお母さんに成りすまし、家の中へ入ろうとする。
顔も、本当に悪そうな顔をしていて「嫌なヤツ」ですよね。
でも、お話の最後にオオカミは、必ずやっつけられて「めでたし、めでたし。」で終わるけれど、やっつけられたオオカミを見ても全然可愛そうなんて思わない。
それくらい、オオカミは嫌われ者。

ところが・・・・
そのオオカミさん、最近は違って来ている様です。

先日、本屋さんで見つけた絵本に、こんなお話がありました。

それは「3びきのかわいいオオカミ」。
どこかで、似た様なタイトルの絵本がありましたよね。
そう。
「3びきのこぶた」と似ているじゃない。
もしかして・・・・3びきのこぶたの逆バージョン?

どうしても気になって、絵本の扉を開いちゃいました。(^^)

IMG_2579.JPG

お話の内容は、ある日オオカミのお母さんが、こどものオオカミを呼んで「さぁ、おまえたち、そろそろひろいせかいをみておいで。かあさんのいえをでて、じぶんたちのいえをつくりなさいな。でも、わるいおおブタにはきをつけるのよ。」といわれた。
それで、3びきのオオカミ達は、広い世界へ出て行った。
3びきのオオカミは、道で出会ったカンガルーから赤や黄色のレンガを分けてもらい、そのレンガで家を作った。
しかし、悪いブタがやって来て、「吹き飛ばしてやる」って言ってレンガの家を吹き飛ばそうとするが、レンガの家はピクリともしない。
そこで、悪いおおブタはハンマーを持って来て、レンガの家を壊してしまった。
レンガの家を壊された3びきのオオカミは、もっと強い家を作らなくては・・・・と思った。
3びきのオオカミが歩いていると、ビーバーがコンクリートミキサーでコンクリートをこねていた。
3びきのオオカミは、そのコンクリートを分けてもらい、今度はコンクリートの家を作った。
ところが、またまた悪いブタがやって来て「吹き飛ばしてやる!」と言ってふぅーふぅー吹くが壊れない。
だけど、そんなことで諦めるおおブタじゃない。
今度は、ドリルを持って来て、コンクリートの家を粉々にしてしまう。
3びきのオオカミ、更にもっともっと丈夫な家を・・・・ということで、鉄骨や鉄板更には鉄条網まで付けて安全な家を作った。
再び現れたおおブタ。
やっぱり「吹き飛ばしてやる」とふぅーふぅー吹くが壊せない。
今度は、壁にダイナマイトを立て掛け火をつけて家を吹き飛ばしてしまった。

どんなに丈夫な家を作っても、悪いおおブタに壊されてしまう。
3びきのオオカミは、もっと違う材料で家を建てようと思った。
そこへ、手押し車にお花をいっぱい摘んだフラミンゴがやって来た。
3びきのオオカミは、フラミンゴからお花を分けてもらい、今度はお花の家を作る事にした。
お家は、キンセンカやスイセンやバラやサクラ、ユリやヒナギクなど色々なお花で作りました。
綺麗にお家が出来上がった時、おおブタがやって来た。
またまたまた「吹き飛ばしてやる」と、おおブタが大きく空気を吸い込んだ時、花の甘い香りが鼻の中に入って来た。
その素敵な香りに、おおブタの心は段々優しくなってきて、良いブタに変わった。

心が優しくなったおおブタと3びきのオオカミは、とても仲良くなって四匹で一緒に暮らす事になった。


というお話です。

かわいいブタも、役が変わると本当に嫌なヤツになりますよね。

IMG_2580.JPG

しかし、オオカミは何なんだろう。
せっかく良い役なのに、どこか頭の片隅で「今更良い人ぶっても、今まで悪い事していたから仕返しされるのよ!!」なんて思う自分がいるんですよね。(^^;)

また、この絵本以外でも、オオカミを違った役で表現している絵本があります。
それは、以前も紹介しましたが「ぶたのたね」と言うお話。

IMG_2578.JPG

これは、なにをやってもダメなオオカミの話。

オオカミは、ずる賢く嫌なヤツですが、「ぶたのたね」に出てくるオオカミは、何をやってもダメなヤツで、獲物すら捕れないダメダメオオカミ。
そこへ、博士が現れて「ぶたのたね」をオオカミにくれる。
「ぶたのたね」は、普通のタネの様に土へ埋めて水を与えれば、木が育ちそこにブタがなるというもの。
オオカミは、その木にブタがなる日をとても楽しみにしていました。
待ちに待ったブタは、食べごろになりました。
オオカミは、木になったブタを頂こうと思ったその時です。
ドシン、ドシン、ドシン・・・・という音がして、地面が揺れた。
外を見ると、ゾウのマラソンが行われていた。
地面が揺れる旅、食べごろになっていたブタは、木からボトボト落ちてみんな逃げてしまったのだ。
結局、オオカミはブタを食べる事が出来なかった。


というお話。

いずれのお話も、著者の方々はどんな思いで書かれたのか・・・・と言う事は別にして、今世の中の男性を「肉食系」とか「草食系」とかって分けて、近頃では「草食系」の方が増えていると言いますが、絵本のお話の世界でも今やオオカミは、「肉食系」から「草食系」に様変わりしてしまったのでしょうか?

でも、いつの時でも悪役がいてお話が成り立つもの。
良い人ばかりのお話は、お話にならないし面白くない。
それに、「適任」というのもある。
それこそ「オオカミ」っていうは、「悪」がピッタリだし、オオカミが「悪役」であって初めてお話が引き締まる様な気がする。(個人的なおもいですが)


まぁ、悪役もたまには、人に好かれる役をやってみたいのでしょうけれど・・・・

「オオカミさん、そこはグッと気持ちを堪えて悪役に徹してください!!」(^^)

「オオカミよ! 本来の姿を呼び起こせ!!」By Mie(^^)








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コメント 8

ナビパ

興味を惹かれるお話ですね。実際はオオカミさんもブタさんも優しそうな感じがします。実際の家族愛はオオカミが一番深いかもしれませんね。
by ナビパ (2013-08-06 17:43) 

Mie

ナビバさん

お話に登場するオオカミ、あまりイメージよくないですが、実際のオオカミはカッコいいと言うか、クールなイメージがありますよね。
オオカミって「一匹オオカミ」なんて言葉がありますけど、家族愛が深いんですか?

今度は、オオカミのかっこいいお話を探してみたいです。(^^)


by Mie (2013-08-06 20:21) 

okko

イソップ物語では、かなりドジで間抜けな狼が登場してますね。

最初のオハナシは笑えます、豚だって怒ると恐いんだブ~~~ッ!
by okko (2013-08-07 11:09) 

ふゆもえ

いつも悪役のオオカミさん、可哀相と思ってたけど
ちゃんと心優しいお話もあるのですね^^
ブタのなる木って・・・純粋なお子チャマが、
この木が実在するって思っちゃわないかしら??^^;
by ふゆもえ (2013-08-07 17:46) 

Mie

okkoさん

イソップ物語にも、オオカミが出て来るお話、ありますね。
私の浮かんだお話は、やっぱり「オオカミと少年」?タイトル忘れちゃいましたが、これはウソをついた少年がオオカミに食べられちゃう。
まぁ、オオカミが悪いというより、嘘つきの少年が悪いお話ですけど・・・・

「3びきのかわいいオオカミ」笑えましたか?
ブタって、かわいいイメージありますけど、結構悪役も板についてますよね。(^^)

by Mie (2013-08-08 14:41) 

Mie

ふゆもえさん

いつも悪役のオオカミさんが可哀想に思っていたんですか?
きっと、この著者もふゆもえさんと同じ事を考えていたのかもしれませんね。(^^)

ブタが木になるなんて、斬新ですよね。
いいんじゃないですか!?
これを読んだお子ちゃまが、木にブタがなるって信じても・・・・
私、そんな子に会えたら・・・・ウ・レ・シ・イ。(^^)



by Mie (2013-08-08 14:50) 

ピュアリン

絵本は子供が見るという感じですが
大人が見るのも楽しいです (^-^)

オオカミ 以外カラスも悪役ですよね
でも こんなお話って 楽しいです。
興味津津で読みました。
by ピュアリン (2013-08-11 12:29) 

Mie

ピュアリンさん

コメント、ありがとうございます。(^^)
そうですね。
絵本と言ったら、子供の見るものというのは多くの方がそう思っていると思います。
今は、「大人の絵本」というのも随分出版されていますが、私は絵本というのは、大人とか子供と言う区別はないと思っています。
子供が絵本を開く時、それはこれから社会へ出て行く為の、初めて手にする教科書ではないかと思っていますし、大人が絵本を開く時、それは忘れてしまっていたものを思い出す時だと思っています。
同じ絵本でも、子供の頃に読んだ時に感じた事と大人になってから読み返して感じた事とは、また違っていると思いますので、何時読んでも新鮮ですよね。(^^)

そうそう、カラスもかなり悪役ですよね。(^^;)

時々、絵本の紹介・・・・とまではいきませんが、私が興味をもった絵本について書いたりしていますので、もし宜しければたまに覗いてみてくださったら嬉しいです。(^^)

by Mie (2013-08-11 20:42) 

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