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本当の幸せ☆ [絵本]

「不幸だな」って思う事を言って見てと言われたら、きっと「幸せだ」と思う事の数を遥かに越えて沢山出てくるかも。

昔の私ならきっとそう言ったと思う。
だけど、結婚して子供を産み、家族が出来た時からその考え方はなくなった。

毎日、家族の為にお料理を作り、洗濯や掃除をする。
人によっては、「こんな生活息が詰まる」とか「毎日毎日なんで、私だけ・・・・」とかって言って、自分を「不幸」に思ったりする方もいる様ですが、私はその毎日同じ事の繰り返しの様でも、その同じ事を繰り返せる事の幸せを感じています。

私の作った料理を食べて、「美味しい」とか「これに、何何を入れてみてもいいかも」とかって言いながら食事をする。
洗濯ものを干した時、パパとママと娘のものが並んでいる光景は、何とも言えない気分。
娘が産まれて、小さな小さな娘の服が風になびく。
そんな光景を、飽きる事なく眺める。
(今は、Kenの洗濯物を干しながら、心癒され幸せを感じています。)

お部屋を掃除して、家族が過ごしやすくする。
お部屋の模様替えに、帰宅した家族が気付いてくれて褒めてくれた時の喜び。

何でもない事だけど、決して何でもない事としては見過ごせない大切な事で、この何気ない事が一番の幸せ。

空は青く、木陰を吹き抜ける風は涼しさを運び、小川を流れる水は私達に潤いを与えてくれる。
これは、決して当たり前の事ではなく、そういう環境に恵まれている事が幸せ。
と、年を重ねる事に、その思いが強くなる私。


先日、本屋さんへ行くと、エスカレーターの降り口正面に山積みになった本があった。
それは、最近出版されたばかりの「絵本」だった。

見覚えあるタッチの絵に引き寄せられて、その山積みの絵本の前に行って見ると、やっぱりそう。
「酒井駒子さん」の絵だった。

絵本のタイトルは「しろうさぎとりんごの木」

IMG_0103.JPG

しろうさぎは、森の小さな家に生まれた。
小さな家だけど、大好きなお父さんがいてお母さんがいた。
自分の為に、ベッドを作ってくれたお父さん。
自分の為に、黒いうさぎのぬいぐるみを作ってくれたお母さん。

しろうさぎの家には小さなりんごの木があって、その木になったりんごでおかあさんはジャムやお砂糖で煮たコンポートを作ってくれた。

しろうさぎが、パンにジャムを付けて食べた時、とても美味しくて「これはなあに?」ってお母さんに聞くと、お母さんは「リンゴよ」と言い、玄関の脇にあるりんごの木になった実で作ったと教えてくれた。

しろうさぎは、生まれたばかり知らない事が一杯。
でも、お母さんはいつもしろうさぎに色々な事を教えてくれます。


お金持ちでも何でもないけれど、小さな家でもしろうさぎが不自由せずに生活が出来るだけのものは揃っている。
「何でも無い様な事だけど、でもとても大切なものが揃っている生活って幸せなんだなぁ」って感じさせてくれるこの絵本、子供だけでなく大人も読んで、もう一度「本当の幸せ」って何だろうって考えてみると良いのではないかと思った一冊でした。(^^)



「幸せ」は、特別な事ではなく、いつでもどこでも誰にでも手の届く所にあるのが「幸せ」
それに気付いた人が「本当の幸せ」をつかめるのだと思います。






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コメント 12

小梅姉

当たり前の毎日が、実は幸せだったりするんですよね~(^^)
by 小梅姉 (2013-10-18 21:17) 

わんわん

よく「隣の芝生は青い」って言いますがまずは自分の周囲にある小さな幸せを見つける事から始めないといけませんよね。。。あれもこれもと欲張ると結局何にも残らないような気がします。今の自分にとって一番大切な事は何だろうってもう一度考えたいと思いました!!
Mieさんの紹介して下さるお話はいつも考えさせられます。。。本の装丁もすごく素敵(^_-)-☆
by わんわん (2013-10-18 23:09) 

Mie

小梅姉さん

そうなんですよねぇ〜
でも、そこに気付くのってなかなかむずかしいんですよね。
っていうか、頭の中では分かっていてもそれはあくまでも知識の中。

やっぱり、実感するのは自分の守りたい物(形のない)とか事が増えて来た時に気付いたりするんじゃないかと。(^^)

by Mie (2013-10-18 23:13) 

Mie

わんわんさん

「隣の芝生は青い」確かに「幸せ」もそんなところありますよね。
自分以外の人が、みんな幸せに感じたりしますね。
でも、逆に言ったら、自分の周りの人は自分を幸せな人に思ってたりも擦るんですね。

だけど、「幸せ」は比較ではなく、人に決めて貰う物でもない。
自分で感じるものなんです。
他人から見て、とても貧しくてかわいそうに見えても、実は当人は貧しいながらも、家族みんな明るく幸せな場合もあるんですよね。

何が幸せかは、人それぞれ違いますが、わんわんさんにとっての幸せを大切にしてくださいね。(^^)


by Mie (2013-10-18 23:29) 

うさこ

んだんだ♡ はげしく同意です^^

by うさこ (2013-10-19 00:00) 

Mie

うさこさん

激しく同意頂きまして、ありがとうございます。(^^)

by Mie (2013-10-19 14:58) 

ナビパ

パパの立場からすると平凡な家庭が幸せだなって。。。仕事で疲れて帰宅するとホッと疲れが癒されるんです。仕事帰りにショートケーキを買ったりして妻に感謝です。^ ^
by ナビパ (2013-10-19 16:06) 

レオンのおかん

そうですよね~^^
身近な所にある幸せをいつも感じていたいですよね~。

でも、忘れちゃうのよね(>_<)
そしてそれを失ったときにハッとする。
人間っておろかですよね~。
動物の方がおりこうかも。
寝る、食べる、遊ぶに幸せいっぱい素直に彼等は感じていますよね。
by レオンのおかん (2013-10-19 21:56) 

Mie

ナビバさな

素敵なお話ですね。(^^)
「平凡」て、実はとても難しいんですよね。
よく「平凡すぎる」とかって言う人いますけど、「平凡」でいられる事ってかなり努力がいるんですよね。
何しろ、昨日と同じ日なんてなく、時は流れ続けているんですものね。

その「平凡な家庭が幸せ」と思っているナビバパパさんは「幸せとは何か」をよくご存じなんだと思います。(^^)

仕事帰りにケーキを買って奥様に感謝・・・・素敵ですね。
「幸せ」を保ってお互いに感謝しあうことにも繋がるんですよね。(^^)


by Mie (2013-10-20 17:05) 

Mie

レオンのおかんさん

確かに、人間が一番バカな生き物かもしれませんね。
こんな風に「本当の幸せ」とは・・・・みたいな事をわざわざ論じる私も、変な人間です。(笑)

でも、思うんです。
日々起こる事件をニュースなんかで聞いていると、結局は「幸せ」って何なのかってことを分かっていないから、悲しい事件ばかり起きるんじゃ無いかって。

そうですね。
動物の方が、どういう事が「幸せ」かよく理解していますね。
ある意味、ハングリーでないと何が幸せなのかは分からないのかもしれませんよね。(^^)


by Mie (2013-10-20 17:13) 

きなこもち

2度目のコメントです!!
ブログ拝見してて本当にそうだなぁ~と!!
犬を飼う前は自分では気がつかなかったのですが…
『いい事ない!いい事ない』って言っていた様で…
犬が来てから言わなくなったねって家族に言われました!
毎日生活してると…当たり前で忘れちゃいがちですけど…
毎日健康で穏やかに過ごせる事に感謝ですね!!
改めてブログ拝見して気づかせていただきました。
ありがとうございます!!
by きなこもち (2013-10-21 13:26) 

Mie

きなこもちさん

2度目のコメント、ありがとうございます。
覚えていますよ。(^^)
人間て、何か大きな出来事がないと「幸せ」って思わないのですが、
実は、何気ない毎日が本当の幸せなんですよね。
「いい事ない!いい事ない!」・・・・
よぉーく考えてみれば、少なくても「悪い事ばかり」とは言ってないのですから、悪い事が無いってことは、それは「幸せ」って事なんですね。
ちょっと屁理屈っぽい様にも思えますが、もの事の見る角度をちょっと変えるだけで、幸せと思えたりするのかもしれません。

わんちゃんが来てから「いい事がない」を言わなくなった・・・・
もう、わんちゃんを見ていたら、それだけで幸せになれますよね。
動物って、しゃべれないけれど「幸せ」って何かを気付かせてくれますね。(^^)

私も、まだまだ人に「幸せとは」なんて話せる立場ではありませんが、
何か、参考になったのであれば、それこそ嬉しいですし幸せです。
こちらこそ、ありがとうございます。(^^)


by Mie (2013-10-21 22:22) 

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