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Kenの為に☆ [絵本]

Kenが旅立ってから、1週間になろうとしています。
この一週間、時の流れがゆっくりゆっくりと流れていた様でした。
今まで、一週間、一ヶ月、一年がアッと言う間に過ぎて行ったのに、Kenが居なくなってから一週間は時間の経つのがすごく長く辛かったです。

涙のストックって、どれくらいあるのでしょう。
Kenが逝ってしまった時、沢山沢山泣いて「もう涙なくなったよね。」と思っていましたが、涙と言うのは自分の意志とは関係なく流れ出るものなんでしょうか。

頭の中で何も考えていないのに、勝手に涙が流れるんです。

朝起きて、今日は心も安定している様だし「泣かずに居られそう」と思っていると、夕方には突然涙が溢れ出す。

一度流れ出た涙は・・・・止まらない。
気持ちが、悲しくなってどうにもならない気持ちに襲われるんです。
この状態が、毎日です。
まるで判で押した様に・・・・
私の顔、美人だったら多少泣き腫らしても何とか見られるでしょうけど、残念ながら美人に生まれなかった私の顔・・・・見られた物ではない。

そんな事に気付いた私、ブスはブスなりちゃんとしていないとKenが笑われてしまうと思い、今日はちゃんとお化粧を・・・・と思ったけれど、遅過ぎた様です。
泣きはらした目は、簡単に戻らない。(^^)

泣き腫らした目を治すのは、泣かないこと・・・・なんですよね。
気持ちを変えて行かなければいけません。

昨日、帰宅したパパが、Kenに言ったんです。
「Kenくん、もうすぐクリスマスだよ。プレゼントは何にしようか?」って。
明日は、パパと二人でKenへのクリスマスプレゼントを買いに行く事にしました。

それで、思いついたんです。
毎年、この時期クリスマスの絵本を買うんですけど、今年も買ってあってブログに載せるつもりでいましたが、こんな事になってしまい、まだゆっくり読んでいなかったんです。

だから、今日はKenと一緒に、絵本を読みました。
図書館ボランティアで、子供達に絵本の読み聞かせをしていた時、家で読む練習をするとKenがお相手してくれていたんです。
今までは、練習のお相手だったけれど、今日は午後の陽だまりの中で、Kenの為に絵本を読んであげたんです。

読んであげた絵本は・・・・

「しあわせなクリスマス」

IMG_0221.JPG


ある町に落ち着いた建物が建ち並ぶ美しい町があって、どの家の前にも木が植えてあってそこには鳥が飛び交っていました。いつしかその建物にはお金持ちが住む様になりました。
しかし、一軒だけいつまでたっても住む人がいなかったのですが、ある日この家に一人のおじいさんが引っ越して来ました。
そのおじいさんは、とてもみすぼらしいかっこうをしていて、まるで森の妖精のおじいさんの様でした。
町の人々は、家の掃除を人に頼みましたが、おじいさんは窓ふきも家の階段もすべて自分でお掃除をやりましたが、そんなおじいさんを町の人達は変わり者のような 目で見ていました。

あるクリスマスの日、おじいさんはあるお花屋さんで、枯れてしまい売り物にならなくなった一本のモミの木に出会い、そのモミの木をお花屋さんに売ってもらい、家の中で一番日当りの良い所に置いて育ててあげました。
モミの木は、少しずつ元気を取り戻しおじいさんは、そのモミの木を家の前に植えてあげました。
すると、そのモミの木に鳥が飛んで来る様になり、おじいさんは毎日鳥達の為に、パン屑をモミの木の根元にまいてあげると、色とりどりの鳥も集まる様になりました。

時は流れ、モミの木はすくすくと成長しました。
そんなクリスマス・イブの日、モミの木の周りを赤や黄色、青、青緑、バラ色、灰色の鳥が飛び交う姿は、まるで虹の渦の様で美しかった。
そして、枝に止まる鳥達は、ツリーの飾りの様でとても美しいツリーになりました。
そのモミの木の前で、聖歌隊が心を込めて歌う声を聞いて、おじいさんはとても嬉しく、モミの木も幸せな気持ちになったというお話。


Kenの旅立った虹の橋にも、色とりどりの鳥達がモミの木の周りを飛び交い、虹の渦を作っているでしょうか。

この本を読みながら、Kenがママのお話を聞きながら、目の前のモミの木の虹の渦を見ていたらいいなぁって思いました。

IMG_0242.JPG











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コメント 12

エンジェル

Mieさん、悲しみは少しずつ遠のいて行くような気がします。毎日でもKen君のために泣けるだけ泣いて構わないと思います。私は今でも亡くなったワンコを思い出して泣く事があります。それは供養になるのではないかしら。。。

絵本のお話素敵ですね。。。
Ken君もきっと虹の橋の袂でもみの木の虹の渦を眺めていると思います。Mieさんの事を思いながら。。。
by エンジェル (2013-12-13 23:31) 

うさこ

Kenくん きれいな景色のところにいますよ♪(^^)
by うさこ (2013-12-14 00:23) 

Mie

エンジェルさん

いつも、優しい言葉をかけてくださって、ありがとうございます。
Kenの姿が見えない毎日は、本当に寂しいです。
13年共に過ごしたということは、こういうことなんだなぁなんて、シミジミ思っています。
先日、堪える事無く声を出して泣きました。
声を出した事で、涙の出方少し変わった様な・・・・

泣く事が供養になるのでしたら、今は好きなだけ泣く事にします。


虹の橋でのクリスマス、Kenもお友達と過ごすんですね。
私達は、Kenがいないクリスマスは寂しいですけど、Kenがお友達と楽しく過ごせるなら私も嬉しいです。


by Mie (2013-12-14 08:02) 

Mie

うさこさん

Kenは、走るの大好きな子だったんです。
でも、お腹が大きくなって来たり、心臓に負担がかかったりで思った様に走れなかったんですけど、虹の橋の野原で思いっきり走っているといいな。

虹の鳥達と追いかけっこでもしているかな。


by Mie (2013-12-14 08:06) 

ナビパ

そうですともkenくんを思うことは供養だと私も思います。涙することもきっと供養だと。。。kenくんと思いの中でたくさんお話し出来ればいいなと思います。^ ^
by ナビパ (2013-12-14 22:30) 

okko

涙は無尽蔵です。涸れることはないでしょう。
喜んでお話を聞いていたでしょう。
by okko (2013-12-15 14:46) 

Mie

ナビバさん

今の私にしてあげられる事は、毎日お水とKenの好きだったおやつを供え、お花ののお水を変える事。
そして、Kenの前に行って話しをする事。
泣く事・・・・
もうそれだけしかしてあげられません。
寂しいですね。

でも、それが供養ならば毎日沢山お話したいです。(^^)
by Mie (2013-12-15 16:27) 

Mie

okkoさん

Ken、聞いてくれてましたかね。
だったら、嬉しいです。
何をやっても、私の自己満足。
Kenが生きている時も、きっと私の自己満足だったんでしょうね。
Kenが亡くなって、私がKenを守っていたのではなく、私がKenに守ってもらっていたのだと気付きました。


by Mie (2013-12-15 16:32) 

ふゆもえ

きっとKen君はいつだってMieさんのそばにいると
思いますよ^^そして時々、虹の橋から降りてきて
うちの中を縦横無尽に走り回ってる事でしょう。
まだまだ沢山Ken君とおしゃべりしてあげて下さい^^
by ふゆもえ (2013-12-15 17:54) 

Mie

ふゆもえさん

旅立ちの時は、きっとKenなりに考えて決めたのでしょうね。
旅立った直後は、何が何だかわからず、ただただ「何で急に・・・」とばかり考え続けていましたが、今は少しKenの決めた事なのだから・・・と思える様になりました。
もうKenに触れる事はできませんが、Kenの残してくれた思い出を大切にして生きて行きたいと思っています。

私から旅立ってしまったけれど、Kenが今痛みも苦しみもないのなら、それが一番です。

今は、毎日Kenの写真に沢山話しています。
生きている時と同じ様に変わらず・・・・

ただ、Kenの返事がないのが寂しいですね。


by Mie (2013-12-15 21:57) 

ピュアリン

Mieさんは絵本の読み聞かせをしていたんですね?
だから 絵本のことをいっぱい知っていらしゃるのですね
ken君が 絵本のお話を聞いてたなんて・・・素敵
まるで このことも本に出てくるお話みたい(^-^)

Ken君に触れることはできないけど
永遠にKen君はMieさんのそばにいますよ
心の中でずっとずっと生きています。

絵本のお話も幸せになれてとても心が温まる
お話ですね
by ピュアリン (2013-12-16 09:40) 

Mie

ピュアリンさん

ありがとうございます。
Kenは、私にとって本当に大切な家族です。
私の心から離れる事無く、ずっとずっと私が生きている限り一緒です。
そして、いつかまた会えたらいいと思っています。(^^)

絵本の読み聞かせは、二年程やらせて頂いてました。
これから色んな事に出会って行く子供達に、大切な事を伝えられたらと思って読み聞かせをさせて頂きました。

それに、絵本の世界は自分自身を見直す事もできますし、純粋な気持ちにもさせてもらえるので、絵本は大好きです。(^^)


by Mie (2013-12-16 10:47) 

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