SSブログ

今更の話題☆ [読書]

お正月の三日間も過ぎ、今日は五日。
今回のお休みは、長い方で9日間の連休だった方もいて、とてもスペシャルな年になりましたよね。
でも、そのお休みも今日で終わり。
明日から、また頑張ってお仕事です。

そんな時、今更の話題です。
本当は、お正月の前に書きたかった事なんですが、ご承知の通り昨年7日にKenを亡くして、何もする気がしなくなり、それまでやっていた編み物も作りかけ。
読んでいた本も、読みかけのままとなってしまいました。(^^;)

その読みかけとなっていた本は、先日浅草へ行く時に電車の中でひたすら読んだ事で読み終える事が出来ました。
読み終えた所で、「今更」の話題が出てきたんです。

その「今更の話題」となる事が書いてあった本が、これです。

「あまからカルテット」

IMG_0279.JPG


読まれた事がある方もいらっしゃるかと思います。

内容の方は・・・・
外見も性格も異なる仲良し四人組の女性が、色々な問題を食べ物を通じて解決して行くお話。
お話に出てくる食べ物は、お稲荷さんとか甘食・・・そして、おせち料理。

そうなんです。
「今更の話題」を書きたかったのは、このおせち料理なんです。

この本の中で、仲良しの四人組の一人は美人で出版社に勤め、仕事もバリバリ出来グループのまとめ役で、みんなから頼られている存在。
しかし、お料理は苦手。
ところが、結婚して新婚旅行の途中、御主人の実家へ寄った時、お母様から家代々受け継がれているお重箱を渡される。
お正月には、そのお重箱にちゃんと御料理を入れなければならなくなった。
そこで、その話しを友達に話した所、それぞれのお重毎に担当を決め御料理を持ち寄り、御主人のお母様がやって来るまでに、お重箱に御料理を詰める事にしたんですが・・・・

なんと、大晦日に大雪が降ってしまった為、御主人のお母様は予定より早く来てしまった。
その上、友達3人はそれぞれ思わぬ自体に見舞われ、友達の家へ行けなくなった。
3人がそれぞれ友達の家に着いたのは、翌朝元旦。
さて、友達を頼りにしていたので何も出来ていないお重箱はどうなったのか・・・・



おせち料理の御重箱・・・・
正式には、何段だか御存知ですか?
っていうか、この御重箱の段数には意味があるんですね。

多分、知らなかったのは私だけだと思いますが、我が家は三段。
段毎に入れる物が決まっているのは知っていましたが・・・・この本読んだら、本来五段あるものが三段ですから、結構いい加減だなぁ〜と恥ずかしいくて言えません。(^^)

皆さんは御存知だと思いますが、御重箱へ入れる物とその段数の意味ってこんな事があったんです。

☆壱の重・・・祝の肴三種(黒豆、数の子、田作り)
☆弐の重・・・口取り(かまぼこ、きんとん、伊達巻き、昆布巻き)
☆参の重・・・焼き物 海の幸(鯛、海老、ブリ)
☆与の重・・・煮物 山の幸(里芋、れんこん、くわい)

なんですが、我が家は御重箱が三段なので、壱の重と弐の重へ入れる物が壱の重へ一緒になっています。(^^;)


ところで、最後の「伍の重」なんですが、これには何が入ると思いますか?

お正月には、おせち料理はなくてはならないもの・・・・ですが、でもおせち料理は食べるだけでは完璧ではないんです。

この「伍の重」は無くてはならないもの。

じゃあ、何が入っているのか。

それは・・・・



何も入っていません。
空っぽなんです。(^^)

☆伍の重・・・控えの重、これから始まる一年の未来を入れる為の物。
       お重がいっぱいで余裕がなくては、これから訪れる幸せは詰められませんからね。


御重箱って、夢一杯ですよね。(^^)


時が過ぎて姉妹、何か今更の話しで申し訳ないのですが、どうしても書きたくて書いてしまいました。(^^;)



nice!(17)  コメント(8)  トラックバック(0) 

nice! 17

コメント 8

ふゆもえ

おせち料理を入れるお重箱にそういういわれが
あるとは知りませんでした@0@
また一つ、Mieさんのおかげで勉強になりました^^
by ふゆもえ (2014-01-05 17:35) 

Mie

ふゆもえさん

私も、御重箱にそんな意味があったのは初めて知りました。
そもそも、家代々に受け継がれている御重箱もありませんし、
デパートなどで売られているお重箱も二段とか三段の物ばかりで、伍段の御重箱なんて見ませんものね。

おせち料理は、中に入れるものの意味は小さい頃から良く聞かされていましたが、御重箱にどんな意味があるなんて聞いた事ありませんから、多分家の母もしらないかも。(笑)

ご参考になったら、とても嬉しいです。(^^)


by Mie (2014-01-05 20:55) 

ナビパ

伍の箱の空箱に希望や夢を詰めて新春をお祝いするって素敵ですね。その夢や希望を叶いたいために頑張れるのかなって思いました。d(^_^o)
by ナビパ (2014-01-05 21:18) 

Mie

ナビバさん

五段もある重箱って、何も知らずにいた時は、「五段もある重箱を全て埋めるって大変だ」という発送しかありませんでしたが、五段目は「控えの重」。
これから入って来る色々な事を入れる為の箱なんて、本当に昔の方は良く考えていらっしゃいますよね。

まぁ、実際にはお客様が増えた時の為に、御料理の予備を入れたり、お鍋の材料を入れたりするらしいのですが、私はそんな実用的な話より、その年の幸せを沢山入れる為に空けてあると言う方が、夢があってとっても素敵ですよね。(^^)

by Mie (2014-01-06 06:45) 

きなこもち

遅くなりましたが…

明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします!!

今日から仕事で~す!ながいお休みでしたが年末に母が転んで介護!?の年末年始でした!!
きなこは甘ったれ全開・食欲旺盛でおせち等々欲しがって困ってます!!

mieさんと本の好みが似てるのかなぁ?私もあまからカルテット読みましたよー!
それぞれのエピソードと食べ物がとても上手に描かれていて…わかる!!って所が沢山あって面白かったですね!
私も伍の重の意味知らなかったので読んでてちょっと感動しちゃいました!

笑顔いっぱいの幸多い一年であります様に!!!
by きなこもち (2014-01-06 09:04) 

Mie

きなこもちさん

あけましておめでとうございます。
こちらこそ、今年も宜しくお願い致します。(^^)

お母様、大丈夫ですか?
年末年始に、ご不自由な思いをされて、介護のきなこもちさんも大変でしたが、お母様も辛かったですね。
それに、これから益々寒くなって・・・・どうぞ御大事になさってくださいね。(^^)

きなこちゃん、甘えん坊になってしまうのは仕方ないですね。
みんながお家にいるって、嬉しいですもの。
Kenもおせち料理大好きで、皆の所へ貰いに回ってました。(^^;)


「あまからカルテット」きなこもちさんも読まれていましたか!
「和菓子のアン」といい、ホント本の好みが似ているのかも。
(^^)
わりとほのぼのとしていて、食べ物が題材になっている本が好きです。

この「あまからカルテット」は、最初の「お稲荷さん」を読んだら、あっ!お稲荷さんの事が書きたい!
甘食を読んだら甘食が書きたいと思ったりしましたが、御重箱は、それ以上に素敵な話だと思って書いてみました。

きなこもちさんの伍の重にも、幸せがいっぱい入る様な1年になる様祈ってます。(^^)

by Mie (2014-01-06 14:28) 

エンジェル

我家はお重箱がないのでどのお重に何を詰めるのか忘れてしまいました。(実家では三段重でしたが)
なので伍の重がある事すら知りませんでした(^^;
Mieさんの読まれるご本はいつも夢があって素敵だな〜って思います。昨年はほとんど本を読まなかったので、今年は少し読書にもいそしみたいな〜って思います。Mieさんまたご紹介下さいね!!
by エンジェル (2014-01-06 19:35) 

Mie

エンジェルさん

最近は、おせち料理を御重箱へ入れるお家も少なくなりましたよね。
我が家は娘が生まれる前は、御重箱へは入れていなかったんですけど、娘が生まれた事でその季節季節の行事をちゃんと子供に伝えて行くと言う意味で、毎年セッセと御重箱へ詰めてます。(^^)

たまにテレビで五段の御重箱を見たりしましたが、それってお金持ちのお家が詰めるものなんて勝手に思っていましたが、そうではなかったんですね。(^^;)

最近CMで、伍の重まである御重箱を使って、お家の建て方を説明?してますが、御重箱は素敵な宝箱なのにこんな使われ方して・・・・なんてガッカリしています。

本を読むのって、忙しいとなかなかキッカケを見つけられませんよね。
私も、本を読む時間を作るというかキッカケ探すのがとても苦手なんですけど、キッカケ作るのは好きなドラマを文字で読んで見るっていうのもいいかもしれませんよ。(^^)

でも、私の紹介した本に興味持って頂いて読んで頂いたら・・・・それは、とっても嬉しいです。(^^)


by Mie (2014-01-07 06:42) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。