好みは、司さんかな☆

朝、窓を開けると気持良い空気が部屋に流れ込んで来ました。
文を抱いて、バルコニーへ出て見ると、いつになく空気がヒンヤリとしてまるで高原の朝。
遊歩道を散歩する人達も、この涼しさにホッとした様にゆったりとした気分で歩いていました。
私も、あまりの涼しさにバルコニーで珈琲を頂く事に・・・・



ノンビリと珈琲を味わおうとしたんですが、文が窓から「わんわん」って、自分も連れて行ってと催促。
文を抱いていては、ノンビリ珈琲なんて飲む事などできません。(><)

結局、文を抱いて外をボォーっと眺めるだけになってしまいました。

それでも、今朝の涼しさには体が休まる思いがしました。


さて、今日は本のお話を書かせて頂きます。

私は、本屋さんへ行くのが大好きで、しょっちゅう本屋さんへ足を運びます。
まぁ、何が目的って事もないんですが、何しろ色んな本を物色しながら、ダラダラと過ごす時間が楽しい。
そして、気に入った本が見付かると買って来るんですが、そんな事するから段々本が増えてしまって・・・・
それで、電子書籍にしたりしたんですが、電子書籍も買いますがやっぱり媒体の良さはある訳で・・・・
何よりも、電子書籍では本を探す時はとても便利ですが、私の様に目的もなくただダラァ〜っと本を見たい人間には電子書籍では本屋さんでの楽しさはないですものね。(^^)

それで、その「ダラァ〜」が功を奏して、思いもよらない本を見つけたんです。
「思いもよらない」と言うのは、以前読んだ本の続きとでもいうのかしら、そんな感じの本がまさか出版されているなんて知らなかったんですが、フラフラ本屋さんを歩いていたことで、その本にであってしまったんです。(超嬉しい。)

その本が、これです。



「和菓子のアンソロジー」

以前、坂木司さんが書かれた「和菓子のアン」でありましたが、そのテーマである和菓子を他の作家さん達に坂木司さんがリクエストして書いてもらった本なんです。
勿論、一番最初には坂木司さんが書いた「和菓子のアン」のその後が書かれています。

私も「和菓子のアン」を読んでから、和菓子についてとても興味を持ち、この「和菓子のアン」を書くに当たって、坂木司さんが参考資料とした本を買ったりしました。
和菓子は、何も考えなければ「わぁー、綺麗」で終わってしまいますが、和菓子は「綺麗」だけではなく、作った和菓子にはとてもちゃんと意味があって、その意味を持つ和菓子を作る日本人て、とても几帳面で繊細でロマンチストなんだと気付かせてくれます。
そして、和菓子は日本の四季を感じさせてくれる素敵なお菓子なんですよね。(^^)

今回、坂木司さんが10人の作家さんを選んで、和菓子をテーマに小説を書いてもらい短編集にしたのが、この「和菓子のアンソロジー」です。

お話は・・・・
・空の春告鳥
・トマどら
・チチとクズの国
・迷宮の松露
・融雪
・糖質な彼女
・時じくの実の宮古
・古入道きたりて
・しりとり
・甘き織姫


坂木司さんが選んだ10人の作家さんは、皆さん食の表現力がとても素晴らしい方々と言う事でお願いした方と書いてあったので、私はとても期待して読まさせて頂きました。

当然ではありますが、テーマが「和菓子」とだけなっているのですから、和菓子をどう料理するかは作者さんの勝手。

なのですが、私としては坂木司さんの書いた「和菓子のアン」で和菓子から謎解きをしていくストーリーですっかり和菓子に興味をもった私としては、他の作家さんにもそんなストーリーを期待してしまうわけです。
単純に、ストーリーの中にポンッと和菓子の話を入れられても満足せず、かといって和菓子そのものをずっと追究されていっても、これ又理解不能で面白くなく・・・・
読者っていうのは、本当に自分勝手なものです。(^^;)


で、私的には、「迷宮の松露」と「融雪」と「甘き織姫」は、坂木司さんに近いものがあって読みやすかったです。
でも、「融雪」を揚げたのは、和菓子の事より食事の説明がとても楽しかったから。
説明を読んでいると、メニューが浮かんで来て作ってみたくなるお話だったんです。

そして、一番最初の「空の春告鳥」は、初めにもいいましたが、坂木司さんの「和菓子のアン」の続きですから、勿論楽しいです。

やっぱり、私は坂木司さんの謎解きで和菓子の楽しさを教えてくれる書き方が好きです。
主人公のあんちゃんのキャラクターも、この本をもり立てていますよね。

「よね」って、私誰に言ってるんだろう?(笑)
取り敢えず、「よね」は「和菓子のアン」を読んだ事のある方への同意を求めた言葉です。(^^)


「和菓子のアン」ファンの方、和菓子に興味がある方、この本では色んな作家さんがそれぞれに選んだ和菓子を紹介して下さっています。
また、「和菓子のアン」で紹介された和菓子と同じ和菓子をまた深く?紹介して下さっているものがあったりします。
もし、宜しければこの本を見つけたら読まれてみてもいいかもしれません。(^^)

コメント 18

爽やかな風を感じる日が最近は増えてきた感じですね。
ゆっくりとベランダで。。。うちも出せってワンワンとダブルで吠えます。まぁしょうがないですね。^^;
秋になれば虫の声を聴きながら夜長の読書にでも洒落こもうかな。。。
by ナビパ (2014-08-24 15:59) 

和菓子のアンの続きが読めるなんて、うれしいです～＾＾
ご紹介ありがとう！
たぶん、”よね”は同感だと思いますよ～(^_-)
本屋さん行ってこなくちゃ。

フライングタイガーいらしたのですね＾＾
デッキブラシ、うちと色違いです～＾＾
同じ物を持っているブログのお友達がいるってうれしいです～(^^)/
うちはベランダ用にしてしまいましたが、キッチンにもいいですね。
そう、腰が痛くならないのがいいですよ。
パパさんが大事に持って帰ってくださったのですね。
私も少し恥ずかしかったけど、電車で持って帰りましたよ～＾＾
レオンいないオフ会だったので持って帰れました。

文ちゃん、何故にブラシに興味を持ったのでしょう？
自分より大きくて背が高く怖くなかったのかな？
ブラシで掃いているとき、ブラシを追いかけませんか？
by レオンのおかん (2014-08-24 18:32) 

台風以降、めっきり涼しくなりましたね！
エアコンもいらない時間が増えてきて、お肌的にも電気代的にも助かりますね！
バルコニーでコーヒー飲みながら読書なんて、贅沢な時間を私もすごしてみたいです！
うらやましい時間の過ごし方ですよね！
by SHINOBU (2014-08-24 20:28) 

ナビバさん

本当に、今朝は涼しくて気持の良い朝でした。
きっと、ナミちゃんとビビちゃんも素敵なお散歩を楽しまれたことでしようね。(^^)
私は、朝バルコニーで珈琲を飲むのが楽しみなんですが、今年は暑くなるのが早くて、バルコニーでの御茶会が出来ずに居ましたが、今日やっと出来ました。(^^)
涼しい朝は、わんわん達もバルコニーで涼みたいですよね。(^^)
これから、段々涼しくなって秋の夜長を本を読みながら過ごす・・・・
とても幸せでほっこりする時間が来ますね。
何か、とっても楽しみです。
ナビバさんは、どんな本を読まれるんでしょうね。(^^)



by Mie (2014-08-24 21:00) 

レオンのおかんさん

あぁ〜
「和菓子のアン」の続きと言っても短編なので、あまり期待はしないで下さい。(^^)
でも、相変わらず楽しく興味深いストーリーです。
読んでいて、想像ができるのってたのしいですよね。(^^)
希望として、短編ではなく又「和菓子のアン」の続編を真面目に書いて頂きたいです。

フライングタイガーのほうきというかデッキブラシ・・・・お名前出してすみません。(^^;)
本当、おかんさんの書かれたブログを読んだ時、一瞬で欲しくなって買いに行ってしまいました。(^^;)
とても重宝に使わせて頂いてます。(^^)
でもこれ、かわいいけれど持って飼える時は、結構勇気いりますよね。(笑)

このブラシは、キッチンで使っているんですけど、キッチンへは文が入って来れない様ゲートを付けたので、文に襲われる事ないですが、でもゲートなければ文は絶対襲って来ます。(^^;)

by Mie (2014-08-24 21:16) 

SHINOBUさん

バルコニーでお茶は、確かに贅沢な時間ですよね。
家からは、色んな鳥の鳴き声が聞こえるんですよ。
緑も多く、車があまり入って来れず、遊歩道に囲まれていてとても幸せな環境です。
そんに中で、ゆったりとお茶が出来るのですから幸せです。(^^)

それも、暑くなければの話。
今年は、暑くなるのが早くて、やっと今日朝お茶が出来ました。(^^)


by Mie (2014-08-24 21:20) 

和菓子がテーマの小説、おもしろそうですね^^
機会があれば読んでみたいです。
あと、ミイのマグカップがかわいい！！
by ぼたもち (2014-08-24 23:27) 

ぼたもちさん

「和菓子のアン」まだ読まれていませんでしたか。
この本、「心に残った本」の第一位になったんです。
第一位になるに相応しい本ですよ。
和菓子の知識がてんこ盛りの内容ですが、その知識を押し付けて来るのではなく、柳原加奈子にきっと似ているのではないかと思われるアンちゃんが、みつ屋という和菓子屋さんで、和菓子のもつ意味にふれていくんですが、その知識の得方が謎解きみたいになっていて読んでいる方も知らず知らず和菓子の世界に引きずり込まれて行くんです。
読んで損のない本だと思います。(^^)
この本を読まれた後には、是非「和菓子のアンソロジー」を読んでみてください。

ぼたもちさん、和菓子お好きな様だから、きっと気に入って頂けると思います。(^^)

ミイのカップは、一昨年の誕生日に娘がプレゼントしてくれたんです。(^^)


by Mie (2014-08-25 07:24) 

わたくしも　同じく笑　ダラぁと　見ていたら、和菓子のアンの漫画が出てるんでしょうか　売ってました
あ、Mieさんだ　と思いました＾＾
テラスで本・・　素敵。。

by うさ吉 (2014-08-25 13:56) 

いやぁ～ん(*^_^*)出遅れてしまった（笑）
『みをつくし～』あっという間に終わってしまって
涙涙涙（終わった事＆お話に）で
読む本が無くて（海辺のマーローも無事完読）
ガックリしてたので…嬉しいです！

早速今日帰りに本屋さんに直行して…
『和菓子のアンソロジー』買わなくっては！！
よね！！同感です（笑）
絶対…読む前から…好きだと思われまする（笑）

私も…本屋さんも本読むのも大好きです！
でも…金曜日きなこが遊ぼう～って言ってきたのを
後少しで本が読み終わるので無視してたら…
トイレシートの外…1cmの所におもらしされました！
それも…こっち見ながらです（笑）
分かっててわざとやるから…かないません（笑）


by きなこもち (2014-08-25 14:31) 

うさ吉さん

あっ!お名前が・・・・(@o@)

あはは。
「和菓子のアン」＝Mieと連想されるくらい、私和菓子のアン宣伝してますか?
う〜ん。
確かに、バリバリ宣伝してますね。(笑)

「和菓子のアン」が漫画になったんですか?
う〜ん。
それは、残念。
この本は、活字を読んで想像しながら楽しんで欲しい本です。(^^)

平凡な毎日に、少しだけ彩り付けたくなる時ありませんか?(^^)

by Mie (2014-08-25 15:46) 

きなこもちさん

「みをつくし」制覇しちゃいましたか。(^^)
そう。
本て、シリーズものを読んでるとズンズン中に引き込まれて行って、早く先が知りたくて堪らなくて、でも全てを知り尽くして終わると達成感のすぐ後に虚しさが残りませんか?
燃え尽き症候群になってしまって、次何を読んで良いか解らなくなってしまう。
それで、色々買うんだけど次にのめり込む本がなかなか決まらない。
私は、そういうタイプです。(^^;)

「和菓子のアンソロジー」突発は、坂木司さんの「和菓子のアン」その後見たいな感じですが、短篇なのですぐ終わっちゃう。(/ :)
出来れば、「和菓子のアン2」なんて書いて頂けると嬉しいですよね。(^^)

あれぇ〜
きなこちゃん、あんなに可愛いお顔して、そんなわざとトイレ外す技を使うんですか?(笑)
余程、おへそを曲げちゃったのね。(^^;)

でも、そうなのよね。
読んでいる本が、後少しで終わるって思うと、「ちょっと、待っててね」って言っちゃいます。(^^;)
私も、文に「待ってね」を言いますよ。
大体文は、ソファーから降りられなくて「降ろして」を言うんですけど「待ってて」っていうと、「早くしないと、ここから飛び降りちゃうからね」って、ソファーの背もたれの上によじ登って飛び降りる体勢に入るので、ママは負けて本を読むの止めます。(^^;)

お互い、わんわんの方が役者が１枚上手ですよね。(^^)


by Mie (2014-08-25 16:03) 

こんばんは☆
いつも夜中に訪問したり出遅れてたりごめんなさい。

テラスで読書、ステキですね。
Mieさんはムーミンキャラがお好き？

私も目的もなく本屋をウロウロするの好きですが、
つい最近近所の本屋が閉店してしまい、
なんと！隣町まで行かないと本屋がない状況になってしまいました。
小さな昔ながらの本屋さんは行生き残りが大変ですね。
by えみまろ (2014-08-26 02:10) 

えみまろさん

おはようございます。(^^)
いつ読んで頂いてもかまいませんよ。(^^)

ムーミンは、昔・・・・すごぉ〜く昔(笑)にテレビでやっていたんですけど、その時からムーミンのキャラが好きです。(^^)
テレビで放映されている時、ムーミンの彼女の名前は「ノンノン」て言ってたんですけど、そのノンノンが「ムーミンの事が好きよ」と言った歌があるんです。
それが、未だに頭から離れず、娘に歌って揚げたら「・・・・」
やっぱり、厚みの無い歌は今の子に反応薄いですね。(^^;)
あっ、私はミイが好きなんです。
小ちゃいのに粋がってるというか、ツンデレっぽいところが可愛いですよね。(^^)

本屋さん、閉店・・・・
それって、本好きには辛い出来事ですね。(--)
私の住んでいる所には、今三カ所本やさんがあるんですけど、その一カ所が閉店した時、すごくショックでした。
取り敢えず、閉店した後にもまた本屋さんが入って、また本屋さんは三カ所になりました。(^^)

今は、電子書籍が出てきたので、本業界は大変なんですよね。
先日「書店ガール」という本を読んだんですけど、本屋さんて大きくても小さくても大変な商売だと思いました。

電子書籍を読もうと思ってkindleを買ったら、娘に「本は媒体でしょ!今本売れなくて大変なんだよ!」って文句いわれましたが、本当本屋さんを潰さない為にも本好きは本屋さんで本を買わなくてはいけませんね。

因に、娘は活字が大好きで、本をこよなく愛する１人なんです。(^^)


by Mie (2014-08-26 07:10) 

文ちゃんは、しっかりと意志を伝えるんですね～。
by 小梅姉 (2014-08-26 07:29) 

小梅姉さん

意志伝え過ぎです。(^^;)
その意志も、こちらに伝わる事ならばいいのですが、たまぁ〜に何が何だかわからず困ってしまう事もありますよ。
なんか、Kenが来ているのかなぁ〜なんて思う事があるんです。
そんな時、文が何言ってるか解らず困ってしまうの。(^^;)

by Mie (2014-08-26 14:10) 

バルコニーでお茶　最高ですね～

確かに　文ちゃんがいると　遊びたくなって
邪魔しちゃうかもしれない
お膝でジーとするまでになると　出来るかしら？

いろいろな本を読まれているのですね

本って　グングンひかれて　最後まで読みたくなるのと
ほどほどで　飛ばしながら　ななめ読みしたくなるのと
があります。
題名から選ぶのが非常に難しいと思います。

キンドルの場合　お試し読みが出来るのが
本屋さんで、ちょっと中を少し読んでいる気分になります（笑）
by ピュアリン (2014-08-29 11:13) 

ピュアリンさん

最近、涼しくなったというか、ちょっと寒い感じもありますが、外で過ごす事が気持良くなって来ましたね。(^^)

文は、遊んで欲しいんです。
それは、小さい頃からよく遊び相手をしてあげていたので、１人遊びもしますがねちょっぴり寂しがりやの甘えん坊なのでかまって欲しくなるみたいです。
本を読んでいると、横に来て本を前足でチョコチョコと触ったりして邪魔します。(^^;)

これで、お膝の上で寝てくれると私も本がよみやすいのですが・・・・(^^;)

本て、あらすじを読んで興味持っても、実際に本を開いて本文を読み始めると「ん?何か違うかな?」って思う時があるんです。
作家さんの書き出しの雰囲気で、自分の好きな書き方でないと、テーマが良くてもなかなか読み進めないです。(^^;)

たまに本選びを失敗すると、私もピュアリンさんの様に斜め読みとか、下手すると飛ばし読みする時も・・・・(^^;)

Kindleのお試し読み、たまにすごくサービスの良い本があって、読み進んでするうちにプチっと切れた時、「あっ、そう言えばお試し読みだったんだっけ」なんて気付いたりします。
逆にすっごく短いお試し読みありますよね。
「えっ?もう終わり?っていうか、何だか解らないじゃん!!」ていうのがあったりして。

でも、良い本に巡り会った時って、すごくうれしいですよね。(^^)



by Mie (2014-08-31 13:17)