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旅の仕方☆ [読書]

旅をするのは、お好きですか?
ってお尋ねして、「嫌いです」と言われる方はいないとは言い切れないけれど、まずほとんどの方は「好きです」って答えられるでしょう。

でも、旅ができるのは、やっぱり健康でいてこそ。
色々な理由で、旅をしたくても行けない方も沢山いらっしゃることと思います。

私も旅はしたいと思っていますが、子供も大きくなると自分の予定を重視するので一緒に旅行へ行く機会は少なく、また子供を置いて夫婦で・・・・とか、自分だけという考え方は私の中にないので、結局どこへも行けずにいます。
そんな私を見て母が、娘も社会人になったのだから今度はパパと二人で旅行へ行ってらっしゃいなんていうんですけど、いくら子供が社会人と言っても女の子を一人置いて旅へ出るなんて、どうしてもできない私。

いつだったか、テレビを見ていたらぬいぐるみが旅をするという話をしていました。


世の中には、旅がしたくても私の様な理由ではなく、病気とかで遠くへ行けない方がいらっしゃるんですよね。
そんな方の代わりに、依頼された方のぬいぐるみを預かって旅をするというんです。
ぬいぐるみが、その依頼者の代わりになるんです。
そして、旅先ではぬいぐるみを置いて記念写真を撮り、思い出をもって帰って来る。
その写真を見ることで、依頼者もその旅に出かけた気分を楽しむということらしいです。

そんなことを、ビジネスとしてやっている方がいるんです。
ちょっと驚きましたが、でもどうしても、自分の足で旅することが出来ない方の場合、いくら絵葉書等で
観光地を見てもそれはあくまでも場所の案内写真でしかないんですよね。
だけど、自分の分身として自分の思いを込めたぬいぐるみが、自分の行きたい場所へ訪れその場所の写真を撮って来たものを見るというのは、万人向けに作った絵葉書を見るのとは全く違った喜びを感じることが出来るのでしょうね。

でも、今の世の中には、昔には考えられなかった様な仕事が沢山あるのですね。
私の育った時代だったら、「お仕事」と言えば生活に密着した、お医者さんとか看護婦さんとか電車の運転手さんとかっていうようなものばかり、辛うじてプログラマーとかキーパンチャーなんてコンピューターに関する仕事が目立ってきていたくらいでした。
そう、「仕事」っていう硬い感じが仕事だったような・・・・

だけど、人の役に立てる事、人が喜んでくれる事を仕事として出来たらとても素敵です。


そして、ここにも旅することを仕事にしてしまったお話があります。

「旅や おかえり」


IMG_1430.JPG

このお話は、元アイドルの丘えりかはだんだん売れなくなり、今では崖っぷちの元アイドル。
残った仕事が「ちょびっ旅」という旅行番組だけ。
ところが、その番組でスポンサーの名前を間違え、何とか続いていた番組が打ち切りになってしまった。
仕事を失ってしまい途方に暮れていたある日、電車の中にバックを置き忘れてしまう。
何日かして、そのバックをもって一人の女性が丘えりかの元へやってくる。
そこで、その女性から旅の依頼を受けることになる。

その仕事をキッカケに、丘えりかは「旅屋」を始める。


一見「旅屋」っていうと、とてもお気楽で美味しい仕事の様に思いますが、本を読んでいると旅の雰囲気を依頼者の希望通りに伝えるってとても難しい事なんだって思いました。
旅を依頼する人は、いろんな環境の中に居て、旅に望んでいる事も色々。
依頼人の気持ちに沿った旅をする・・・・でも、そんなことばかり意識していると旅の代行している側は楽しくない。
旅の代行と言っても、代行する者も楽しめない旅は依頼者が見ても旅の楽しさは伝わらないんですよね。

旅の代行業って、旅の楽しみ方をよく分かっていて、人の気持ちを理解出来るような優しい心をもっていないとできない仕事。

先に書いた依頼者のぬいぐるみを旅させるお仕事も、ただのアイデアでやっている仕事ではなくて、きっとその仕事をしている方にも何かあって、その仕事を思いついたんでしょうね。
きっと、姿はぬいぐるみでも共に旅をしている添乗員さんにとっては、依頼者そのものと思って旅されているんでしょうね。(^_^)

私は、その気になれば旅に出ることは出来ますが、でも私の代わりに私のぬいぐるみを旅に出してみたくなりました。
旅先は・・・・やっぱり思い出の地ですよね。





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きなこもち

私も…ぬいぐるみが旅するっての見ました。
私が見たのは24時間テレビで…
障害をもった女の子が旅行にはいけないから…
その女の子の分身(ぬいぐるみ)をこれから旅行に
行く人に(空港とかで)一緒に旅に連れてってくれないか
と頼み旅行先の名所で写真を撮ってもらって女の子も
世界中を旅するってものでした。
それと同じ様な事をビジネスにしてる人がいるってのは
ちょっとびっくりしましたが確かにmieさんのおっしゃる通り
万人向けに作った絵葉書を見るのとは全く違った喜びを感じる
ことが出来るのはわかる気がします。
心だけでもぬいぐるみと一緒に旅行したいって気持ちも分かります。

私も…旅行いけない…行かなくなりましたね。
仕事休みずらいとか理由は色々ありますが…(笑)
一重にきなこを置いていけないだけなんです(笑)
姉はきなこ全然mikaちゃんいなくてもへっちゃら
だったわよって言うんでけど…
私が旅先でも気になって…心配で…ホント親ばかですよね。

『旅屋 おかえり』面白そうな本ですね。
早速本屋さんで探してみますね。

私は…私の代わりにぬいぐるみを旅させるのもいいなぁ~っと
思いますが…きなこと一緒に旅行に行きたいなぁっと
思っています。
でも…お家が一番!って言いそうなんですよね~(笑)







by きなこもち (2015-04-10 16:23) 

ナビパ

旅好きって多そうですね。遠くでなくても日帰りなんかも旅と呼べるでしょうしパック旅行だと旅情がない感じもします。まぁ〜人さまざまなのでしょうね。
私はバイクで自由気ままに旅するのが好きでした。観光とかではなく自然と接したり地元の人と話したり心が開放される感じが好きです。
ぬいぐるみの旅ですか 何かジーンとするものがありますね。きっと依頼主さんにとっては心の旅なのでしょうね。
by ナビパ (2015-04-10 17:40) 

Mie

きなこもちさん

私も、24時間テレビだかわかりませんが、女の子の代わりにぬいぐるみが旅をするの見たことあります。(^_^)
でも、あるんですね。
旅代行業。
とっても素敵なお仕事だけど、難しいお仕事ですよね。
でも、依頼した方にとっては、とっても嬉しいことだと思います。


きなこもちさんが、きなこちゃんといっしょに旅をしたいっていう気持ち、すごくよくわかります。
だって、家族なんですものね。
私が、私の中に夫婦でとか一人で旅をすることは考えていないというのもそうなんです。
楽しいことは、家族全員で楽しみたい。
一人で楽しんでも楽しくない。
家族の中の誰かを置いて旅しても100%の幸せは感じられないんです。
娘も文も一緒に旅が出来ないなら、どこへも行かなくていいんです。

何か、心残りを作って旅することくらい詰まらないものはないですものね。

お家が一番・・・・わかるような気がします。

私ね、日々の仕事が溜まるのがとっても嫌いなの。
旅に出ると、洗濯物が溜まるでしょ?
それを放って置くことが出来なくて、帰るとすぐ片付けや洗濯を始めて、結局すごく疲れてしまう。

そんなこともあって、なかなか旅行に出られないんだけれど、でも列車に乗って美味しいお弁当を食べながら車窓を楽しむ旅はしたいんです。

いつになったらそんな旅が出来るかわからないけれど、その時は文はもちろんKenも連れて列車の旅をしたいと思っています。

取り敢えず、娘がお嫁に行った時でしょうね。( ´ ▽ ` )ノ

by Mie (2015-04-10 21:06) 

Mie

ナビバさん

ナビバさんは、バイクでの一人旅をされていたんですか?
というか、お会いしたことはありませんが、「バイクの一人旅」をしていたと言われると、何か納得したりして・・・・
ナビバさん、一人旅をしていた感じがします。

旅の楽しみ方は色々ありますが、一人旅をしていると、その土地の人との関わり合いがとても嬉しいのでしょうね。
というか、一人だからこそゆっくり自然を感じたりその土地の人の温もりを感じたりすることができるんですよね。
この本でも、旅の楽しみ方に人との関わり方の大切さを感じました。

でも、今はバイクでの一人旅より、ナミちゃんとビビちゃんとの素敵な旅を満喫しているわけですね。(^_^)

ぬいぐるみの旅、依頼主の思いを込めた旅は、健常者から見ると理解できないことかもしれませんが、これは決して遊びではなく、とても大切な旅なんですよね。

by Mie (2015-04-10 21:20) 

エンジェル

旅は大好きです♬アニーパパと結婚した理由は二人とも旅好きだった事かもしれません。。。実際結婚してから随分色んなところを旅して来ました。それでもまだ行きたいところだらけ。。。アフリカやアラスカ、ネパールなどは行きたいけど時間がない。アニーパパの停年後まで待つしかないのですが、それまでちゃんと自分の健康を維持出来るかちょっと不安になって来ました。旅をするには本当に体力が必要なんですよね。。。まずは腰痛を治さないと(^^;

今回ご紹介頂いた「旅屋」のご本、面白そうですね〜読んで見たくなりました!!
by エンジェル (2015-04-11 10:57) 

Mie

エンジェルさん

エンジェルさんのブログからも、旅がお好きだってことがわかります。(^_^)☆
山登りもお好きですよね。
アニーパパさんと結婚された理由の中に「旅好きだったから」があるんですか。
でも、その旅好きでも、きっと旅の楽しみ方が同じだったのではないでしょうか。
何でもそうだと思いますが、同じ物とか同じ事が好きでも、その「何故」がちょっと違うと楽しくないものです。
旅の楽しみ方が、きっとエンジェルさんとアニーパパさんは合っていたんですね。(^_^)

そうそう。
何を楽しむのも健康であってこそ。
楽しい人生はまず健康からですよね。

私は、美味しい駅弁を食べながら列車の旅をしたい。
それはどこへでもいいんです。
今は、あっという間に目的地に着いてしまいますが、もうこの年に成るとそんなに急ぐことを必要としていないので、ゆっくりのんびりの旅をしたい。
なので、私も娘が結婚して、パパが定年してたっぷり時間が出来るのをおとなしく待ちたいと思います。
あっ、健康に気をつけて足腰鍛えて待ちたいです。

「旅屋のおかえり」、お時間がありましたら是非お読みになってみてくださいね。( ´ ▽ ` )ノ

by Mie (2015-04-11 15:00) 

うさこ*

たぶん私が初めて見たのは、ちょっと前の有名なフランス映画「アメリ」です。
その中で、人形があちこち世界を旅して絵葉書が届くんです。(笑)
当時かなりインパクトありましたが、ビジネスも聞いたことあります。いいですよね(^^)
by うさこ* (2015-04-12 21:57) 

レオンのおかん

私もぬいぐるみが旅する場面を京都かどこかで実際に見たことありますよ^^
行かれない方にはより気分が味わえる夢のあるお仕事ですよね。
良く考えついたな~と思いました^^
私も旅行会社にいたので旅行は大好きですよ。
計画をあまり立てずに行くのが好きなのですが、おとんはその正反対でがっちり計画していきます。
それを無事消化するのが彼の楽しみのようです(^_^;)
なので、それに合わせていますが、ホントは泊まるところだけ予約して
あとは気ままに行きたいですね。
実は今計画していることがあって・・・(笑)
そのうちブログに載せられたらいいなって思ってます^^

またたびトラベルもおもしろかったですが、これもおもしろそうですね^^


by レオンのおかん (2015-04-12 23:28) 

Mie

うさこさん

あっ!
私も「メアリ」観ました。
でも、すっかり内容忘れています。
そういうシーンがありましたか。
うちにDVDあるので、ちょっと見直してみます。( ´ ▽ ` )ノ

メアリ、期待が大きかったんですけど、観た時自分の期待とちょっとちがったという印象だけが残っているんです。
だめですねぇ〜(⌒-⌒; )

人の為になる仕事って、素敵ですね。(^_^)


by Mie (2015-04-13 14:34) 

Mie

レオンのおかんさん

えっ!?
おかんさんは、旅行会社にお勤めだったんですか。
素敵。
人に、旅の提案をするお仕事いいですねぇ〜(^_^)

うちのパパは、おとんさんと似ているかもしれません。
もう一から10まで、しっかり調べてちゃんと計画を立てる旅。
が好きなのかはわからないですけど、フラフラっと出かけるタイプじゃないです。
自分が行かなくても、人が出かける時はその人の為に調べまくり、押し付けるようなところが・・・・でも本人は親切のつもりなので受け入れるしかないんですけど・・・・

きっと、間違いのない旅をしようと思っているんですよね。

その点女性は、結構自由に旅を楽しみたいという気持ちがあるのかもしれませんね。(^_^)

「またたびトラベル」
これもまた変わった旅ですよね。
そもそも、旅を考えていないのに、何故か気がつけば旅に出ているという。

おかんさんの計画している旅。
楽しみにしていますね。( ´ ▽ ` )ノ

by Mie (2015-04-13 14:48) 

ピュアリン

このテレビ 見たと思います
本は読んでませんが・・・・・

本は読むだけで 色々な事を考えたり 理解したり
することが出来るので 自分にない経験が出来ますね

私はあまりきめられた旅行は好きではないので
気分のままに行くのが好きです
これも健康でないと思うような旅行が出来ないのだと
あのテレビを見て 最後は胸を打たれました
何時か本当の旅行が出来ると良いなと思ってます

この本は読むときっとおもしろそうですね(*´▽`*)
by ピュアリン (2015-04-14 21:38) 

Mie

ピュアリンさん

普通に旅行へ行ける者にとっては、ぬいぐるみが旅をするとか旅代行なんて、本当に考えもつきませんよね。
だって、旅って自分がその土地に行ってこそ意味があるんじゃないかと、何の問題もない人の考え。

最近母が良く口にするんですけれど、「◯◯へ、もう一度いってみたいけれど・・・・足がねぇ〜」って。
母は、もう80歳を過ぎて、歩けますが持久力がなくあまり距離をあるけないんです。
顔だけ観ていれば70代半ばくらいにしか見えないんですけれど、やっぱり体って正直ですよね。

そんな母の口癖を聞いていると、人は年をとっても旅はしたい。
というか、年を重ねた方が昔言ったところへ旅してみたくなるみたいです。

そんな人の為に、旅代行業ってお役に立つ仕事なのかもしれませんね。

うちの母も、旅の行き先は決めていても、その土地でのプランは自由にって感じの人で、昔あまりに自由な旅をされて母の行き場所がわからなくなり焦ったことがあります。(笑)

今回ご紹介した本は、旅代行業って職業も驚かされますが、今の世の中は自分の好きなことを職業にすることができる時代なんだなぁ〜何てことを感じさせられました。

私も、もっと若かったら自分の好きな事を仕事にしたかったと思います。(^_^)


by Mie (2015-04-15 07:13) 

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