幼稚園記念日

「今日は何の日」が続いてしまいましたが、今日は「幼稚園記念日」なんだそうです。
1867年、日本で最初の幼稚園が東京お茶の水に今日開園しました。

幼稚園・・・・



今は、幼稚園へ行く時園バスで送り迎えしてくれますが(徒歩や自転車や車で送り迎えもありまず・・・・)、私が幼稚園へ通っていた頃はもちろん園バスなんてありませんでした。
どこの幼稚園もそうだったかは定かではありませんが、私の行っていた幼稚園は先生が家の近くまでお迎えに来てくれて、そこでお友達と手を繋ぎ二列になって幼稚園へ通っていたのを覚えています。

どれくらいの範囲を、先生がお迎えに歩いていたかはよく覚えてはいませんが、先生方は園を中心に歩いて何分以内の距離と決めていたのだと思いますが、今の様に車の交通量では歩いてお迎えなんて発想は出来なかったかでしょうね。

園までの道、家までの道の間、先生と色んなお話をしたり歌を歌ったりして歩いて、とても楽しかったです。

幼稚園での思い出は沢山あるのですが、その中でも記憶に濃いのは仲良しのお友達が鉄棒から落ちて腕を骨折したこと。
その頃、鉄棒で逆上がりが出来る子がいて、それがとても羨ましくて自由時間になると私は仲良しのお友達三人で毎日逆上がりの練習をしていました。
鉄棒は、皆で仲良く分け合って?使う様に言われていて、一本の鉄棒を三人で使う様に言われていて、その日も仲良しの友達三人並んで逆上がりの練習をしていました。
練習をしていたら、突然真ん中にいた友達が泣き出したので横をみたら、友達がしゃがみ込んでるのでどうしたのか聞いても言葉にならず、先生を呼びに行きその後友達はお母さんが来て帰宅。
翌日、先生からその友達が鉄棒から落ちて腕を骨折したと聞きました。

私と骨折した友達ともう一人の仲良しの友達は皆家が近く、お母さんド同士も知り合いだったのですが、骨折した原因について、骨折した子のお母さんがもう一人の友達のお母さんに「あなたのお子さんがうちの子を押したから、鉄棒から落ちて骨折した」と言いに来たと、そのお母さんが母に言ったそう。
母は私に「そうなの?」と聞いて来たけれど、そんな事を聞かれても見ていないのですから分かるわけもなく・・・・

その後の事ですが、運動会の練習で順番を待っている時、担任の先生がそっと私の所にきて、「○○ちゃんの骨折なんだけど、Mieちゃんに押されて落ちたと言ってるの。本当に押したの?」と聞かれ、
すごく驚いた。
母からは、もう一人のお友達が押して鉄棒から落ちたと聞いていた。
なのに、今度は私が押して落ちたと言ってると先生から聞いて何がなんだか分からなくなった。
少なくても私は、そのお友達にブツカッタ記憶もないし、ましてやお友達を押すなんて事もしていないし理由もない。
先生には、「私はしていない」とはっきり言い、母には先生から聞かれた事を伝えると、母も不信に思ったのか、私に何回も押していないかぶつかったりしていないかを確認した上で、怪我をした友達の家へ行って、先生から「うちの子がお宅の子を怪我させた」言われた事。そして私が押していない事を話したら、怪我をしたお友達のお母さんは驚いた顔をして、それは先生の誤解で押したのはもう一人の友達の方だと言ったそう。


でも、私はその時からそのお友達が信じられなくなって、仲良く遊ぶ事が出来なくなりました。

もう一人の友達が押したというけれど、一生懸命練習していたから夢中になっていて故意的に押したのではなく、ぶつかってしまったんだと思うんです。
お母さんは、我が子が怪我をしたのだから冷静にはなれなかったのかもしれないけれど、いつも仲良しだったのだから、もう少し言い方を考えるべきだったのではないかと小さいながらもそんな事をおもってしまいました。
私が押したというのは、先生の誤解だったにしても、聞かれた時のショックはいまでも忘れませんから、もう一人の友達の事を考えると、かなり辛かったのではないかと思うのです。
大人って、無神経だなとその時思いました。


小学校は別でしたが、中学校で同じ学校へ通い同じクラスになった時、ずっと骨折事件が頭に残っていて、久しぶりの再会も全然嬉しくありませんでした。
私の頭のなかで、この友達は本当に私達を仲良しなんて思っていなかったんだなと思うと、いい年をした今でも、なんか悲しい思い出のままとなっています。

あっ、幼稚園の楽しい話を書こうと思いながら、悲しい話になってしまいました。( - -;)