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何に興味あった? ☆ [雑感]

思い出してみましょう。
小さい頃・・・
そう、小学校一年生辺の頃の自分を。

何に興味を、持っていましたか?
私は・・・・
特に、何も・・・・って思っていたんですが、あったんです。
興味を持っていたものがありました。

それは・・・・「引き出し」

変な物に興味を持っていたと思いませんか?
今思うと、自分でも「引き出し」なんて、何で興味を持ったのかわかりません。
ただ、引き出しの中に何が入っているのか、小さい頃はとても興味を持っていて、母がいない時は家の中の引き出しを良く開けては、中に何が入っているのか見ていました。
引き出しの中を見たからってどうって事ないのですが、引き出しを開ける時、何か宝箱を開ける様なちょっとだけドキドキした事を覚えています。(^^)

でも、引き出しを開ければ中には、ハンカチやくつ下が入っていたり、紙やペンが入っていいたりと特に珍しい事は何一つないのに、開ける度に「今日は、何か違う発見があるかも。」なんて期待をもって引き出しを開けていました。

そんな事をしていたせいで、ちょっと母の役に立つこともあったんです。
実はうちの母、物をしまうのはちゃんとしているんですけど、自分で物をしまっているのに、しまったもをどこにしまったか忘れてしまう。(^^;)
いつも「あら?あれどこにしまったかしら?」と探しまくる。
それで、私が「それは、引き出しの上から何番目に入っているよ。」と教えてあげると、母は驚いた様な顔をしていましたが、何時しか物を探す時はすぐ私に聞く様になりました。(^^)

なんて、私の興味持っていた事って、ちょっと変でしょ?(笑)

でも、自分では何にも興味を持たない人間かと思っていたのに、興味持っていた事が思い出せて良かった。

さて、何故小さい頃興味を持っていた事を思い出そうとしたかと言うと、先日この本を読んだからなんです。

本のタイトルは「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」

IMG_0022.JPG


本屋さんで目にした方もいらっしゃるのでは?

私、食べ物が題材になってる本とか心がほんわかになる様な本が好きなので、そういう感じの臭いがする本を探して読んでいます。
そういう意味では、「かのんちゃんとマドレーヌ夫人」てタイトルだけでも、十分心がほんわかしそうな予感をさせますよね。(^^)

思った通り、お話の内容は読んでいて楽しくまた心温まり・・・・ホロリと涙いりと、想像通りの本でした。(^^)

主な登場人物は、小学校一年生のかのこちゃんとそのご両親。そして犬の玄三郎と猫のマドレーヌ夫人。
それから、かのこちゃんの大好きなお友達のすずこちゃん。

かのこちゃんは、とても言葉に興味を持っていて、それもすごく難しい言葉というか聞いて響きの良い言葉が好きで、よくお父さんに言葉の意味を教えてもらいます。
お父さんは、そんなかのこちゃんに面倒くさがらず、ちゃんと言葉の意味を教えてくれるとても優しいお父さん。
お父さんとお母さんは、かのこちゃんの気持ちをとても大切にしてくれる方で、夏休みの自由研究でかのこちゃんは飼い猫のマドレーヌのお散歩コースを調査することにしました。
その時、かのこちゃんはマドレーヌのお散歩コースを忠実に調べるため、猫のマドレーヌが人の家の塀の上を歩けばかのこちゃんも塀の上を歩き、垣根の間を通ればかのこちゃんも・・・
ご近所の方々は、そんなかのこちゃんに危ないから降りなさいと注意するが、かのこちゃんはそんなことで止めることはなかった。
それで、ご近所からはお父さんとお母さんにそんなかのこちゃんの行動を知らせてくるが、お父さんとお母さんはご迷惑をかけたお家へ謝りに行くが、かのこちゃんに「気を付けてね」とは言っても「止めなさい」とはいわず、最後までマドレーヌの調査をさせてくれた。
その甲斐あって、かのこちゃんは夏休みの自由研究で学年の優秀賞を頂いた。

そして、犬の玄三郎と猫のマドレーヌは、かのこちゃんの家の飼い犬と飼い猫。
犬の玄三郎は、かのこちゃんが生まれる前からかのこちゃんの家にいた犬で、猫のマドレーヌはゲリラ豪雨の日、雷が嫌いな玄三郎が犬小屋にも入らずに犬姿を不思議に思ったかのこちゃんが 玄三郎の所へ行くと、犬小屋の中に誰かが居る事に気付き、見るとそこには一匹の猫が丸まっていた。
それが、マドレーヌ。
その日から、マドレーヌはかのこちゃんの家の飼い猫になった。
このマドレーヌは、外国語が分かる猫。
外国語というのは、人間が考える外国語ではないそうだ。
動物は、人間の言葉はしばらく一緒にいると理解出来るんだそうです。
だけど、犬と猫というのは、いくら一緒にいてもどうしても理解できない。
しかし、マドレーヌと犬の玄三郎はお互いに相手の言葉を理解しあえた。
そして、玄三郎とマドレーヌは夫婦になった。
玄三郎とマドレーヌは、年の離れた夫婦。
年老いた玄三郎を気遣うマドレーヌは、夫を気遣い人間に化けて夫が食べたがっていた赤みのお肉を買って来たり、かのこちゃんに玄三郎のフードをすこし柔らかい物にして欲しいとお願いしたりする。
玄三郎は、年を取ってあまり動くことは出来ないけれど、マドレーヌの話をいつも優しく聞き、時にマドレーヌを助けてあげる・・・本当に素敵な2人。


人と人の出会いと別れ、動物と動物との出会いと別れ、小学校一年生のかのこちゃんがそれぞれを体験するなかで、その年齢での受け入れ方が、読んでいてとても心があたたまる思いがするお話なんです。

そんなお話を読んでいたら、フト自分はこんなにかのんちゃんの様な純粋な心を持った子供時代を過ごしたかなと振り返ってみたくなったんです。

私は、末っ子のわりにはあまり自由気ままな事はしていなかったんです。
だから、かのんちゃんの様に自分に素直に行動出来ていたら、私はもっと楽しい人生だったかな?
なんて思ったりして。

でも、まぁ今とても幸せですけど、やり直す事が出来るなら私も無邪気な一年生をやってみたいなんておもったMieです。(^^)




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ナビパ

素直な心で真っ直ぐと進んでみたいですね。
サラリーマンけっこうキツイところあります。
現実逃避したくなったり。。。愛犬たちが羨ましいなってときたま思ったり・・・^^;
by ナビパ (2013-09-08 19:15) 

レオンのおかん

とってもほんわかするお話しですね^^
大人向けの童話ですか?子供も読める?
私もかのこちゃんみたいに生きたかったな~(笑)
うちは父が厳しかったので、いつもぴりぴりしていた記憶があります。
今になれば父の厳しさの意味もわかりますが・・・。

引き出しに興味を持っていらしたとは・・・きっと宝石箱を開けるような感覚だったのでしょうね(^_^)
私が一年生のころ興味を持っていたのは何かしら?
考えても浮かんでこないわ~。本が好きだったのは覚えているけど。




by レオンのおかん (2013-09-08 20:26) 

Mie

ナビバさん

ホント、おっしゃる通りです。
社会に出て働き、お金を稼ぐということは、素直で真っすぐに生きていてはやっていけませんね。
私も、社会へ出た時、実感しました。
それまで平和主義を通し、揉め事を避けて生きて来た私は、誰が見ても大人しくて優しいお嬢さんのイメージだったそうです。
それが、180°性格が変わった時、私に何が起きたのかと母も姉も、随分驚きました。

私が、素直で無邪気に生きていけたら・・・・なんて考えるのも、今守られて生きているからなんだと思います。

パパに感謝ですね。(^^)


by Mie (2013-09-08 21:08) 

Mie

レオンのおかんさん

コメント、ありがとうございます。(^^)
この本は、単行本で大人の本なんです。
そして、著者の万城目 学さんは、読んでほんわかする様な本を書かれるとか・・・・

文字が小さいというだけで、内容的にはお子さんが読んでも良いとおもいます。
何しろ、お話の始まりは猫集会の場面から始まるんです。
それが、とても不思議でもあり、猫の話を盗み聞きしている様なワクワク感も楽しめるんです。
それと、小学一年生の頃って、こんなに物事をストレートに見たり感じたりするのかってくらいにストレートで笑えます。
お子さんも楽しめますよ。(^^)

レオンのおかんさんも、厳しいお家で育ったんですか?
私も、母が厳しくて姉がよく母に叱られている姿を目にしていたものだから、何をすると怒られるかと言う事を学習し過ぎて、何も出来なくなってしまったんです。
だから、「いいこ」になり過ぎて素直に感情を出せなくなってしまいました。(^^)

小学校の頃、本は沢山読まれたんですか?
私は、母が何とか全集っていうのをボンっと目の前において来た物だから、逆に本嫌いになってしまいました。
でも、今思うのは、小さい頃もっと沢山本を読んでいたら・・・・と思います。
今になって、絵本や童話などにも触れる様になりましたが、色んな本を知れば知る程、本を読まなかったことを後悔しています。

小さい頃から沢山の本に触れて育って来たレオンのおかんさんは素敵ですね。(^^)


by Mie (2013-09-08 21:32) 

わんわん

Mieさんは今でも純粋で素直な心をもっていらっしゃるからこそこんな素敵なブログが書けるんだと思います。私も小学生の頃は本を読むのが大好きでした。でも中学に上がる頃からあまり本を読まなくなってしまいました。。。もっと本を読んでいれば少しは違った人生を歩んでいたのかしら。。。
by わんわん (2013-09-08 22:07) 

Mie

わんわんさん

もう・・・
いつも、私を良く受け取って下さって・・・・
嬉しいですけど、実際の私見たらガッカリされますよ。(^^;)
「純粋」とか「素直」とかって事に拘っているのは、私自身にない部分だからなんです。
でも、それに気付いたというかそれこそ素直に認められる様になったのは、パパと結婚したからだと思います。
「自分がどういう人間か」って事を、自分で自分を客観的に見る事は結構難しいと思いますが、それが出来た私はとても幸せだと思っています。(^^)

わんわんさんも、本が大好きだったんですね。
素敵です。
大人になるにつれて、本と離れて行く事もあると思いますが、でも私は、一番本と触れ合う事が大切な時期って、生まれてから小学校の頃辺
までは、ぜったい本に触れて欲しいと私は思います。
この時期読む本とか絵本というのは、人間形成にとっても必用な事を教えてくれる大切な本が沢山ですからね。
そういう時期、わんわんさんは本が大好きで沢山読まれているんですから、とっても良い事だったと思います。
今のわんわんさんが社交的でどなたにでも親切で優しいてを差し伸べられるのも、本を沢山読んで色んな知識を身につけられて来たからだと思います。(それだけでは、ないと思いますけどそれも含まれていると言う事です。)(^^)

私は、本にめざめたのが高校に入ってからなのでおそ過ぎです。
なので、今セッセと読んでいるってところもあるんです。(^^)

by Mie (2013-09-09 07:56) 

ふゆもえ

自分の意志を忠実にに貫くって、難しいですよね^^;
私は子供の頃から、半分は諦めて我慢して弟に
譲ってたかなぁ?(奴の我がままは強烈でしたからーー;)
引き出しに興味って、それも楽しそうですねv
ヘソクリ見つけたりしませんでしたか?^^;
by ふゆもえ (2013-09-09 18:15) 

Mie

ふゆもえさん

「自分の意志を忠実に貫くって、難しい」本当にそうですね。
一歩間違えると、ただの我が儘みたいになってしまいますからね。
でも、一人っ子ってわりとこれが出来る様に思います。
我が家のパパと娘がそうです。

ふゆもえさんは、お姉さんなんですか。
そう。
普通長女長男て、我慢して下に譲るとか諦める事が多いですよね。
家の姉は・・・・かわいかったんですって。
かわいくて、誘拐されるという事件もあり、何しろまわりからちやほやされたので、自分が一番と勘違いする様な育ち方してしまったので、何事も諦めるのは私でした。(^^;)

へそくり?
引き出しで一カ所鍵のかかっている引き出しがあったんです。
そこに、何が入っているのか知りませんが、そこにへそくりあったのかなぁ〜(^^)

by Mie (2013-09-09 22:17) 

小梅姉

ワンズに癒されるってのも、その純粋な心に惹かれるのかなぁーって(^^)
私も妹がふたり、『お姉ちゃんなんだから!?』って子育ての時代ですから
甘えるって事が、自然と少なくなっていった様な気がします。
今は、その分もワガママを言って暮らしているかも^^;
一年生からやり直せたら、今度はしっかり勉強しようーっと(笑)
by 小梅姉 (2013-09-10 21:56) 

Mie

小梅姉さん

そうなんですよね。
動物には、人間の様なずるさも何もないですから、その素直な行動がとても気持ち良くかわいいんですよね。(^^)
小梅姉さんは、3人姉妹でしたか。
お姉ちゃんは、辛いですね。
家の姉は、「お姉ちゃんだから」はなかったですよ。
どちらかと言うと、私が「あなたは、妹なんだから」と言われてました。(^^;)

大人になってから気付くんですよね。
勉強する事の大切さ。
私も、勉強をしっかりして、研究者になりたかったなぁ〜(^^)

by Mie (2013-09-10 22:13) 

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