SSブログ

理解に苦しんだけれど☆ [雑感]

2週連続で、映画を観に行ってきました。

映画って、観たいものが重なる時は重なるもので、今回は観たい映画が3本。
その1本が、先日観た「あん」。
そして、2本目が今回観た「セッション」でした。

IMG_1468.JPG


テレビのCMを観ていて、どうしてもこの結末ってどうなるのかが知りたくて、ちょっとハラハラドキドキしそうに思ったのですが・・・・行ってきました。
みなさんも、この「セッション」のCMをご覧になったと思いますが、プロのドラマーを目指している音大の学生と優秀な学生を集めその楽団の指揮をする先生との・・・・バトル?とでもいうのでしょうか?
平和主義の私としては、こう言った激しい映画は、基本的には観ないのですが、あまりに凄くて「何でこんな激しいことになるのか」返って興味を持ってしまい観たくなったんです。(⌒-⌒;)


そして、そのドキドキ、ハラハラは・・・・もう突発から。
ポップコーンを摘む指を拭く為に持っていたタオルは、もうその時から握りしめたままとなりました。

音楽というのは、それぞれの楽器が音を出し合って一つの作品を作り上げる。
だけど、それぞれ勝手な音を出していては、音の調和が取れず、音楽としての作品は出来上がらない。
自分自身の練習も大切ですが、周りの楽器の音をよく聴くということも大切なんですよね。

娘が、中高と吹奏楽部にいたので、その練習がとても大変な事はよくわかっています。

それに、メンバーが多ければ多いほど、主奏者を勝ち取るのは大変なこと。
娘の話を聞いていても、主メンバーに入る為には仲間であり敵みたいな感じですごい戦いなんだなぁと思ったものです。
何よりも、私に似て平和主義者の娘が、よくそんな中でやってきたと感心するばかり。
と、話が横道にそれてしまいました。(⌒-⌒; )

「セッション」でも、ドラムパートの主奏者を勝ち取る為の努力(戦いかな)は凄まじかった。

でもねー

指導者は、確かに完璧な演奏を求めるあまり、時には厳しいこともいうと思います。
が、こんなに上げ下げというか、まるで人の心をもて遊んでいるのではないかと思う様なことをよくできると思うほど、人の心を揺さぶる・・・・いや、痛ぶる。
でも、そういう指導者に対して食いついていく奏者の凄まじさ・・・・

「怖い」としか言いようがない。


そして、映画の最後はどう纏めるんだろうと思いながら、手に汗握りながら観ていたんです。
すると、「あぁ〜、そうかぁ〜。そうだよね。よかった。よかった。やっぱり、こういう終わり方になるよね。」と思えるような場面に、ホッとした私だったが・・・・

「あまい!!」

ハッピーエンドを求めるなんて・・・・やっぱり、私は日本人。
そんな終わり方をしては、当たり前すぎる。
そう、そう思わせておいて、思いもよらないことが起きる。

最高の奏者になろう。
最高の奏者を育てたい。
と思ったら、何度でも崖から突き落とし、何度崖から突き落とされても這い上がり、死に直面したとしても諦めない強い意志がなくてはいけない。

ということなのか。

何でもそうですが、何かを本気で極めようと思うなら、血を吐くような努力をし、そういう人材を育てようとするならば、鬼にもなる。

でも・・・・
私的には、そんな意地悪しなくても言葉で言ってくれればいいじゃないと思ったりまするのですが・・・・
でも、ダメなんでしょうね。

言葉でいうのは簡単。
言われた方も、言葉だと「そうかぁ」で終わってしまう。
体や心に叩き込んでこそ、身につくこともある。
それは、時として鬼になることも・・・・


そうなんです。
学生は、先生にカーネギーホールで恥をかかせられるんです。
でも、わかったんですよ。
先生が学生に求めていたものが。


映画が終わった瞬間・・・・
「ん?!」
「どういうこと?」
って、理解できない状態で終わるんです。

でも、時間が経つにつれ「なるほどぉ〜」と、自分なりの答えが出せました。

学生は、ただドラムを上手に叩くことだけしか考えていなかった。
でも、それだけではダメなんですよね。
そう・・・ダメなの・・・
学生は、気づいたんです。


と、あまり喋ってしまっては、これから観られる方がつまらなくなってしまいますね。
なんて思ったのですが、映画は2週間限定の公開で、見に行った日が、その2週間の最終日。
ギリギリセーフでした。
また、違うところで公開するのかしら?

今回は、とても理解に苦しんだけれど、良い映画だったと思います。

さて、次に観たいものは・・・・
今月中に、観に行くつもりです。

今度観に行く映画は、期待通りの映画だといいな・・・・というか、いいらしいです。
楽しみ。(^_^)☆





nice!(16)  コメント(10)  トラックバック(0) 

nice! 16

コメント 10

きなこもち

『セッション』見られたんですね!!
CMを見て気にはなっていたんですが…
私もちょっとダメかも!!
その道で極めるには…
プロとしてやっていくには…
生半可な覚悟じゃ無理でしょうし
犠牲にするものも沢山あるだろう
と言うことは頭では分かりますが
う~ん私には無理だし…
映画って分かっていても…
見れないですね!!


『あん』先日やっと見てきました。
私も久々に涙が止まらないと言うか
mieさんの言っていた切ない気持ち…
良く分かりました。
何か言葉でうまく表せないですが…
人間とは…生きるとは…あらためて
ホントいろいろ考えちゃいましたし…
ちょっと余韻と言うか…
ひきずっちゃってます!!
そして…私もどら焼き買いました。
家に帰ったらきなこが大喜び
して食べました(笑)
何かささやかな幸せにほっとしました。
by きなこもち (2015-06-12 15:56) 

ナビパ

そんなに激しいのですか。。。所さんの番組で高校のブラスバンド部の全国大会に行くまでを放送したりしていますがきっとこの映画のようなのでしょうね。音楽はまるっきりのナビパです。^^;
by ナビパ (2015-06-12 19:07) 

ジュピーのブログ

セッション 今一番気にしていた映画、
ブルーデイがでるまで待っています。
PCで予告編は見ていましたが・・・

ビル・エバンスのワルツフォデビーを歌った
スエーデンのジャズシンガーが映画になり
つい最近まで上映したいましたよ~
“ストックホルムでワルツを”シングルマザーを描いた。



by ジュピーのブログ (2015-06-13 22:17) 

Mie

きなこもちさん

「セッション」は、平和主義で穏やかな日々を愛かるものには、理解できないというか・・・・やっぱり、外国人てすごいと思いました。
うまく言えないですけど、日本の中で有名になれたとしても、外国では通用しない・・・その理由が、「セッション」にあるって感じなんです。

「君に足りないのは、◯⚪️だ」と言ってしまえばそれで済むことを、それを言葉で言わず、ここまでして気づかせる必要があるのかと思ってしまった私は、やっぱり日本人なんだと思いました。
自分で、苦しんで気づいたことは、きっと忘れないですよね。
でも・・・怖かったというか恐ろしかったというか、こんなに力込めて観た映画は初めてでした。(⌒-⌒; )


「あん」観られましたか。
私は、うまく説明出来なかったのですが、同じ映画を観ていただいて、なんとなく私の言っていたことを理解して頂いて嬉しいです。(^_^)☆
そうなの。
映画を観た後も、数日は引きずるというか、パンフレット読んでいてももう自然と涙が流れたり、人に「あん」の話をするだけでも、目に涙がいっぱい溢れてきてしまうんです。

今、自分がどんなに幸せかって実感しますよね。

何の病気もなく、お金持ちではないけれど人並みの生活ができるって本当に幸せ。
1日1日を、大切に生きたいと思います。
「細やかな幸せ」だけど、大きな幸せだと思いますよ。

家族がいて、親からもらった名前を名乗ることが出来て、自由がある。
これって、とっても大切なことで、大きな幸せです。(^_^)☆

どら焼き、皮がもちもちして美味しかったですよね。
我が家では、パンフレットに載っていた「あん」で作っていたあんこの作り方を見ながら「あん」を作ってみようということになっています。
そのために、あずきは「富沢商店」のあずきを買ったらとパパに言われ、近いうちに買いに行こうと思っているんです。
作れるかしら・・・・「あん」のあんこ。(^_^)


by Mie (2015-06-13 22:24) 

Mie

ナビバさん

吹奏楽部の全国大会までの放送、私も見たことあります。
あれも、すごいですよね。

でも・・・・
「セッション」の凄さは、生半可な凄さではなく、もう想像を超えます。
人種の違いを感じた私です。(⌒-⌒; )


by Mie (2015-06-13 22:30) 

Mie

ジュピーのパパさん

「セッション」気になっていらっしゃいましたか。
そうですよね。
あのCMを観たら、気になってしまいます。
私も、あのCMで気になって気になっていた時、パパが観たいと言ったので「ならば、行こう」ということで観に行きました。
本当に、最初から最後まで力の抜けることなく観てしまいました。
色々賞も頂いているのに、公開期間が短いのは何故なのかよくわからないのですが、是非ブルーデイでご覧になってください。

きっと、手に汗にぎりますよぉ〜(^_^)☆

by Mie (2015-06-13 22:39) 

ピュアリン

実はこの映画の事は 知りませんでした(>_<)
TVをあまり見ないこともあるし 映画も程々の私
でも Meiさんの書いてあることを読ませて頂いて
本当に何をするにしても極めると言う事は
並大抵じゃないと言う事
成功した人がいつも言う言葉は「決してあきらめない」
と言う言葉ですよね
何でも中途半端でほり出したらダメってこと
芥川賞を取った人も スポーツで有名になった人も
挫折を乗り越えて今があると良く行ってますよね
そうなんですよね~~
あきらめないで 何があっても目的を果たす
シェフを目指した人も 1日中玉葱を切り続けてたり・・・

成功した時に初めて その苦労の成果が表れる
でも 解ってるけど やっぱり そこそこで良いかな~
って思ってしまいますね
映画はきっと成功するまでに とてつもない場面が
あるのだと思います。
高い山ほど感激が大きいと言うような
苦労が多いほど 成し得た時の感激が大きいのでしょうね
ちょっと興味あるけど怖かった 恐ろしかったと言う事を
見ると 怖いのはパスしちゃいます(笑)

また 普通に生きている事がどんなに幸せか・・・
当たり前が当たり前じゃないんですよね
それは 色々な人との会話で 良く思います。
相変わらずが一番幸せです。
by ピュアリン (2015-06-14 10:07) 

Mie

ピュアリンさん

この映画、ご存知なかったですか。
でも、テレビを観ていなかったら、映画のことはわからないと思います。
そして、CMを観ているだけでもハラハラドキドキ「えっ?何?どういうこと?」って思う様なシーンが沢山なんです。

そうなんです。
何かを成し退けるってことは、とても大変。
ん〜大変なんて言葉では片付けられないくらいの努力と我慢なんですよね。

何かを相手に教えるってことも、言葉で言ってしまえば1分もかからないことを、ことば無くして相手に気づかせるってことも大変なことです。
自分を捨てて、鬼にも悪魔にもなる。
それに着いてこられるものだけが、ナンバーワンの座を勝ち取ることができるってことなんでしょうね。

いやぁ〜本当に、驚かされるばかりでしたよ。

まぁ〜私も、ナンバーワンになれなくても、そこそこで入られたらそれでいいってタイプなので、この映画の様な人間にはなれない。

でも、十分幸せですけど。(笑)


by Mie (2015-06-14 18:22) 

小梅姉

全くノーマークの映画です^^;
私は、とにかくハッピーエンドじゃないと・・・
フランダースの犬の、最後がどうにも納得出来ず見れません。
脱線した、コメですみませんm(__)m
by 小梅姉 (2015-06-14 21:54) 

Mie

小梅姉さん

やっぱり、話の後は心温まる終わりがいいですよね。
たまに、映画を観た後「結局、どうなるの?」とか「どういう意味」と思う様なことがあります。

今回の映画は、私的に「えっ?ここで終わり?結局、どういうこと?」と意味がわからず、このブログを書くまで、随分考えていた映画です。
映画も疲れましたが、頭も疲れたっていうのが使用時期かしら。(笑)

「フランダースの犬」、私は観てますが・・・納得できないというか理不尽すぎて、いつも胸が苦しくなって泣いてます。

娘が初めて「フランダースの犬」を観た時、もうボロボロに泣いて、私がエプロンの端で涙を拭いてたな、娘がそばに来て「ママ、エプロンの端を貸してね」って言って、私のエプロンの端を握りしめて泣いていたことを思い出します。(笑)

あのお話は、辛すぎますよね。

by Mie (2015-06-15 08:50) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

何でも良いわけじゃない☆お洗濯☆ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。