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やっぱり、捨てられない☆ [雑感]

このところ、地震や火山の噴火など、日本のあらゆるところで異常現象が続発しています。
まぁ、元々火山の噴火で出来上がった日本ですから、火山が噴火するとかしそうというのは「異常現象」というのも変なのかもしれませんが、怖いですね。

それで、ここまでくるといつ何が起きてもおかしくない状況に、遅ればせらがら我が家も避難用具をしっかりしておかなければということで、先日家族全員の避難用具を揃えたんです。
と言っても、今まで何もなかったわけではなく、取り敢えずの物は揃えていました。
特に、Kenや文の物はしっかりと。

でも、今度は「取り敢えず」ではなく、ちゃんと揃えたんです。
それで、置き場所もきちんと決めて、何かあった時取り出しやすくしておこうということで、納戸の整理をしました。

家の中を整理するには、文がいると全然できないので、この間の土曜日は文の幼稚園の日だったので、文のいぬ間に大掃除。

納戸には、Kenと文の物がほとんどで、あとは娘の描いた油絵が10点くらいおいてあるくらい。
でも、この際思い切って捨てられるものは捨てようということで、かたづけ始めたのですが・・・・


文のおもちゃは捨てるのに、躊躇なく捨てられました。
娘の油絵・・・・無理。
お教室で、娘が描いている様子を思い出してしまうんです。
「この絵は、この部分が上手く描けず、悪戦苦闘していたなぁ〜」とか「この絵を描く時、先生と娘と私の三人で、いろいろ相談して構図を決めたんだっけ」とか・・・それに、娘の描く絵には結構Kenを入れてるんです。
そんなこともあって、処分出来ず今回も全て残すことにしました。


さて、一番困ったもの。
それは、Kenの物です。
Kenがなくなった時、大きなものは捨てたんです。
それは、逆に取っておくと辛いから。

でも、おもちゃとか洋服や食器は捨てられず取っておきました。
これらも、時間とともに捨てられるようになるかもしれないけれど、それまでは取っておくと決めていたんです。

それで、今回片付けをしていて、食器を見た時「捨てられるかな」と思いました。
何故か、Kenの水飲み用の器が沢山あるんです。
Kenは、変にこだわりのある犬で、一度使い始めた食器は、形が悪くなってもその器が良いようで、新しい物をかっても受け付けない。
それで、同じ器を何個か買っておいたんです。
それらの、食器をどうするかパパと相談し「もういいね」ってことで捨てるのを決定。

片付けが終わり、パパがゴミを捨てに行ってくれました。

ゴミ捨てから帰ってきたパパの手に・・・・

Kenの食事用の器が。
それが、これです。

IMG_1470.JPG

この器は、Kenが赤ちゃんからお兄さんになった時に買い替えた器なんです。
Kenは、ごはんをこの器でないと受け入れず、器にヒビが入ってしまった時、一度買い替えたんですけど、新しい器からごはんを食べず、元に戻したらごはんを食べてくれるようになったんです。
だから、Kenは亡くなる前日の夕ご飯まで、この器で食べていたんです。

捨てられずに、この器を持ち帰ったパパは「やっぱり、これは捨てられなかった。」って苦笑い。

私も「そうだよね。思い出沢山あるものね。じゃ、また大切にとっておきましょ。こんどは、Kenの命日にはこの器をつかうのもいいんじゃない?」っていうと・・・

「そうだね。Kenのすきな鯖をこの器に入れてあげたら喜ぶかな」とパパ。

パパは、鯖が好きで、よく夕食の時食べていたんです。
そんな時、Kenはパパの椅子の横にいて、パパが少しだけ鯖のおすそ分けをしてくれるのを、ジッとまっていたんです。
だから、パパはKenが亡くなってから鯖を食べなくなってしまいました。

でも、最近私が何気にテーブルへ置いておくと「Kenにあげようかな」なんて言って、小皿に取り分けKenのところにおすそ分けしています。

だから、これからKenの命日にこの器へ鯖を入れることは決定です。(^_^)☆


Kenが亡くなって1年半・・・・「もう」なのか「まだ」なのかよくわかりませんが、どんなに時が流れてもKenのものは一生捨てられないようです。
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ojioji

初めまして、ojiojiと申します。
mayuさまのところのコメントに共感して訪れました。

群の中に居ては、見えないことも、
一人でいるといろんな事が見えたり聞こえたりする
一人で世の中を見て感じて自分の考えを持つ事も大切

ぼくも全く同じ思いです。
今の日本は、絆とか、みんなで、とかの連呼で、
群れることを断りにくい空気があって、
みんな違うほうが良いぼくは隠遁生活に退きました(^_^;)

Kenさんのことやご事情を把握しないまま書きますが、
お写真の食器、わが家のノルくんという本日十歳の誕生日を迎えた猫の食器と同じものなのです(^_^)
他の方のBlogでは初めて見ました。
なんか親近感がわきます。
パパさまとKenさまの思い出、じーんとしました。
悲しいのじゃあなくて、
かけがえのないとびきり良いメモリーですよね(^_^)
ノルくんの誕生日という特別の日に、
MieさまのBlogに出会えて、なんか不思議な気がします。
by ojioji (2015-06-16 21:12) 

Mie

ojiojiさん

ご訪問、ありがとうございます。
先に、前のブログでのコメントを読んでしまい、そちらでご挨拶をすませてしまいました。
すみません。(⌒-⌒; )

何気にmayuさんのところでコメントを書かせていただき、それを読んでご訪問頂くのも何かのご縁ですね。
ありがとうございます。(^_^)☆

そうなんですよね。
今の人達は、群れていないといけない様な意識が強いみたいで、なんでそんな小さな世界に拘るのか、私は不思議でならないのです。
そんな世界に拘るが故に、「いじめ」なんて問題が起きる様な気もしています。
くだらない事にこだわらず、何もかも捨てて一人になってみれば、一人がどんなに自分を自由にしてくれるか、きっとわかるのではないかと思います。

ojiojiさんの猫ちゃんと、Kenの器が一緒ですか。
そして、今日は乗るくんのお誕生日。
おめでとうございます。
そんな日に、ご訪問頂いたのは、何かのご縁が本当にあったんでしょうね。
いやいや、あったんですよ。(^_^)☆

パパとKenに関しては、Kenの生前から色々ありまして、二人の絆は深いのです。
もしお時間のあるときがございましたら、このブログの左上に「Kenのブログ」いう所をクリックしていただくと、Kenの歴史をかいていますので、読んで頂けると、パパとKenの絆がまた少し分かっていただけると思います。


by Mie (2015-06-16 22:58) 

エンジェル

Ken君の食器まだ置いてあったんですね。。。(ちなみに写真の器アニーとお揃いです)お洋服や食器は文ちゃんが代わりに使うのはダメですか?パパさんKen君の事が本当に可愛かったんですね。。。パパさんのKen君への愛情の深さが伝わって来ました。

↓タオルの臭いや赤味は気にはなってもなかなかタオルを煮たりする手間をかける事までは出来ません。Mieさん以前にもされてましたよね?本当にマメですよね〜感心してしまいます。私も暇な時やってみようかしら。。。
by エンジェル (2015-06-16 23:57) 

うさこ*

Kenくんの器…文ちゃんは使えないかしら(^^)
うちはももの使ってた水いれとかたまに後の狆が笑使ったりしてます。
想い出のものは、写真に撮って処分するといいってよく片付け本に書いてありますね。絵とか。
でもわたしもももの洋服は捨てられないです。
by うさこ* (2015-06-17 02:03) 

Mie

エンジェルさん

Kenの物は、時間をかけて過去しずつ処分したりしているのですが、食器とか洋服は、Kenが直接使っていた物ですし温もりを感じちゃうんですよね。
それでも、器の方は今回踏ん切りつけようと思ったんですけど・・・・
食事様の器は、何度も変えようと思って新しい物を買ってきたりしても、Kenは絶対に受け入れず、ずっと使い続けてきたという物なのでやっぱり捨てられませんでした。(⌒-⌒; )

Kenの洋服なんですが、実はKenはとっても大きいシーズーだったんです。
写真では、体長がどれくらいあるかわからないですが、体重は平均9㌕を超えていて、去勢したときは一時期11㌕を超えたときもあるんです。
でも、けっしておデブちゃんということではなくて、骨格が大きかったのでKenは誰が見ても9㌕以上あるなんて思った方はいませんでした。

そんなわけで、Kenの洋服は本来のシーズーサイズをきていたんですが、文は6㌕台なのでKenの服は微妙に大きいんです。(⌒-⌒; )

でも、Kenの洋服を着たら、またKenのことを思い出して悲しくなるかもしれません。


タオルって、私も赤くなったりすると雑巾として使っていたりしていたんですが、お友達が「取れる」って教えてくれたので、それから取り敢えず煮てみることにしています。
でも、必ず取れるってわけでもないのですが、早いうちに対処すれば取れますよ。

いやぁ〜、こういう場所に書くと、まめな人間に思われるかもしれないのですが、マメではないんです。
家族が求めることを何とかしなくちゃできな感じでやっているだけです。
でもねぇ〜これが自分の首を絞めることになるんです。
「ママに言えば、何とかしてくれる」みたいに思われてしまっていて・・・・今回のタオルの臭い取りも、そんな感じでいわれたんです。
シミをつけたら「どうしよう」みたいに言われ・・・・私、クリーニング屋さんみたいですよ。(笑)


by Mie (2015-06-17 07:14) 

Mie

うさこさん

そうなんですよね。
本当、Kenの物で文が使えたら、使った方がいいと思い、おもちゃはKenの物を文に使わせたりしています。
文も、Kenの臭いを感じるのか、自分のおもちゃよりKenの使っていたおもちゃの方に執着したりしています。
でも、私・・・・Kenのおもちゃが汚れていくのが嫌なんですよね。
遊べは汚れるし壊れるのは当たり前なんですが・・・・

器は、パパが嫌なのかもしれません。

なんて言ってると、Kenはこだわるなんて言ってるけれど、結構飼い主もこだわっていますね。(笑)

文は、早食いなんですけど、早く食べるとすぐ戻してしまいがちなので、今早食い防止用の器にしているので、Kenの器は使えないんですよ。(⌒-⌒; )


そうそう。
思い出の物を写真に撮る。
娘のものは、一部そんなこともしましたが・・・・やっぱり、現物を捨てるって出来ないものです。
多分、物を手にして触れることで、その時を懐かしく思い出したいのかもしれません。

でも、これではなかなか片付きませんよね。(⌒-⌒; )

by Mie (2015-06-17 07:27) 

きなこもち

朝からmieさんのブログ読んで…
ちょっとうるっときちゃいました(涙)

片付かなくても…いいですよ!!
だってken君の食器やお洋服やおもちゃは
大切な大切なものだし…ken君の思いやmieさんの
思いが沢山つまったものなんですもの。

姿は見えなくても…いつもmieさんの側に…
心の中にいられるken君
きっと…いつも使っていた食器で鯖をもらえるの
ken君すっごく喜びますね。




by きなこもち (2015-06-17 10:28) 

レオンのおかん

Ken君の器、可愛いですね^^
そのまま、お部屋でアクセサリーとか入れても素敵かと・・・。
無理して捨てることはないと思います。
たぶん、私もレオンのもの捨てられないと思います。

きっと、死ぬ間際になったら、何が自分に必要か、子供に何を託したいかわかると思うんです。
その前にわかったらもちろん断捨離します^^

↓Mieさん、ほんとにマメですね~^^
うちはおとんのはそのまま小さく切って雑巾になります~(^_^;)
おとんさん、ごめんなさい~m(_ _)m
by レオンのおかん (2015-06-17 13:38) 

Mie

きなこもちさん

朝から、湿っぽい話をお聞かせしてすみません。(⌒-⌒; )
Kenの話になると、どうしても涙の出る話になってしまいます。
私は、悲しければ悲しいと涙を流しますが、パパにはジッと我慢している様に思います。
パパには、Kenとの衝撃的な思い出が結構あるので、もしかしたら私よりも辛いのかもしれません。

何しろ、どこかへ出かけると、必ずウロウロと何かを探すんです。
何を流しているのか聞くと、Kenに何か好きな物を買っていこうと思うっていうんです。
私も、毎日Kenにお供えする物を色々考えてお供えしますが、パパの頭の中は、Kenのことを必ず考えているんでしょうね。

そうそう。
Ken、たまに遊びに来てくれている様に思う時があるんです。
文のお水入れは、ボトルの下に受け皿があって、受け皿のお水が減るとボトルから水が足されるんですけど・・・・
だれもお水を飲んでないのに、たまに「コポコポ」ってボトルの中のお水が受け皿に流れる音がするんです。

きっと、文の教育に来てくれているのかも・・・・なんて思ったりしています。(^_^)☆

by Mie (2015-06-17 18:52) 

Mie

レオンのおかんさん。

ありがとうございます。
この器、同じ物を使われている方が多いようなんですが、やっぱりみな「かわいい」と思う物は一緒なんですね。(^_^)☆

小物入れとしての使用。
考えたことなかったです。
うん。そうですね。そうやって、目に見えるところにおくのもいいですね。
取り敢えずは、来月のお盆に鯖を入れてお供えしようと思います。(^_^)☆


何が必要か、死ぬ間際になると・・・・
確かに、その頃には見えてきますね。
最期は、Kenの骨を持って旅立つことにしています。
・・・・文もかな?(文が先に旅立っていたらですけど)

いやぁ、マメなんて、本当に誤解ですよ。(⌒-⌒; )
マメなのはパパで、私はズボラなんです。
ただ、汚れとかシワや臭いに対しては、とっても気になるので、できる限りの努力をするところはあります。

関係ないんですけど、私の特技?布系の帽子をパリッと洗い上げることなんです。(笑)

娘が小学校の頃、冬は紺色で夏は白の帽子を被っていたんですが、
夏の白の帽子は、汗とかで帽子に汗染みが出来るので洗わなくてはいけないのですが、クリーニング屋さんに頼むと生地が弱くなって、その後はだらしない帽子になってしまうんです。
で、いつも私は手洗いをして糊付けでパリッさせていのした。
周りのお母さん方から「どこのクリーニング屋さんへ頼んだの?」とよくきかれました。(^_^)☆

by Mie (2015-06-18 09:11) 

小梅姉

パパさんの、Kenくんに対する深い愛情を感じます(^^)
捨てないって選択も、ありだと思います。
私も、小梅の時、いっぱい泣きましたが、小梅兄は、ぐっと我慢していた様な。
by 小梅姉 (2015-06-18 21:30) 

Mie

小梅姉さん

Kenに対する愛情の深さと言ったら、ママよりパパの方がKenへり愛情は深かったと思います。
一見、女性の方が愛情が深いように思えますが、実際は口に出したり行動に見せないけれど、男性はそういうこと出来ない分、思いは熱いように思います。

Kenへのお供え物も、出かけると必ずKenの物を探すのはパパ。
私は、言われて初めて気づく感じ。
ダメなママなんですよぉ〜


by Mie (2015-06-19 16:55) 

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