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落ち着かない☆ [雑感]

母の身体。
母の心。
母の環境。

私の心。
私の時間。
そして、私の生活。

逃げたくなる。
突然溢れ出る涙。

ゆっくり、休みたい。
落ち着ける時間。
落ち着ける場所。

いつになったら、落ち着けることが出来るのか。



ご無沙汰しています。
7月7日に、ブログを書いてから、もう2ヶ月が経ってしまっていたんですね。
この2ヶ月間、それまでの生活とはまるで違う生活を送ることになってしまい、驚きながらも毎日やらなくてはいけない事に追われ、何とか少しでも前へ進めるよう頑張ってきました。
それでも、どう頑張ってもどうにもならない事の方が多く、怒ったり泣いたりの日々。
そんな時は、ブログの世界へ入ってみなさんとお話しできたら、どんなに心が癒されるか・・・・と思いながらも、毎日精一杯頑張って1日を終えると、気がつけば疲れ切って椅子に座ったまま、眠ってしまいPCを開くことすら出来ませんでした。

実は、実家で一人暮らしをしていた母が、6月の中旬頃突然目が見えづらくなり、検査をしたところ斜視であることが分かったのですが、その斜視も母の場合、一定方向だけではなく上下左右斜めとグチャグチャ状態。
耳も聞こえにくくなっていたところに、目までも見えづらくなった母は精神的に不安な気持ちになってしまったことから、ちょっとの事でもすぐに電話をしてきて、早朝でも夜でも関係なく私を呼び寄せる。
それが、ほとんど毎日になり、その都度駆けつけ状況によっては病院へ連れて行ったり、毎日病院へ通院をしたりと、私の時間は全て母に費やす日々。

一番困ったのは、私が母の家へ向かっている間に自分で救急車を呼んでしまっていたり、救急隊の方から
病院への搬送中である電話をもらったりする事。
その度に、病院へ迎えに行かなくてはいけない。

因みに、母は不調を訴えるけれど、病院で検査しても異常がないという事で、家へ帰されるんです。

そんな事を一週間の間に3回4回となると、些か私の精神状態も不安定。

この間までは、母を一人暮らしをさせておく事ができないと思い、母の面倒を見ながら、母が一人で住んでいても安心出来る住まいを探し、見つけたんです。
「サービス付き高齢者住宅」という所。

生活を自由にしながらも、お願いすれば食事をつくってくれて、具合が悪くなったらナースコールを押せばスタッフがきてくれる。
お買い物へ行きたかったら、お願いしておけば連れて行ってもらえる。
自由にしたい母にはぴったり・・・・と思い、母にも見に行ってもらい、「ここへ住みたい」と言ったので、一日でも早く住めるよう、一生懸命手続きなど進めていました。

そんな時、母がまたまた不調を訴えてきました。
その不調は、自分で解決するしかない事だったのですが、母は昔から「こうして欲しい」と思う事は。絶対やってあげるまで、ずっと言い続けるんです。
なので、「病院へ連れて行ってあげるから支度をして車にのって。」と言ったら、「動けない。救急車を呼んで欲しい」と言いだす。
まるで子供の様。
それで、飽きらめさせる為に#7119へ電話をし、状況説明をしたんです。
きっと、個人で病院へ言ってくださいって言われると思ったんです。
そうすれば、母も諦めるだろうと・・・・。
ところが、母が88歳の高齢ということもあって、救急車を向かわせると言って母を迎えにきてくれました。
病院へ行き、検査を受けた母。
医師からは、状況は確認できたけれど、入院するほどではないといわれ、私も「そうですよね。」と言って母に「帰ろう」と言おうとしたら、母は「入院させてください。このまま帰ったら死んだほうがマシ!!」なんて悪態をついたんです。
そんな母と、困った顔した私の顔を見た医師が、これまでどんな事があったのかって聞いてくれ、私は6月中旬に起きたことから、この病院へ来るまでの出来事、そして今母の新しい住まいの準備をしていることを話したんです。
すると、医師から「わかりました。入院させましょう。その間に高齢者住宅への入居準備をしてください」と言ってくださって・・・・思わず泣いてしまいました。
先生の優しさがとっても嬉しかった。
医師というのは、患者さんの病気だけを治すのではなく、その家族のことも考え思いやってくださるんですね。
本当に、感謝でした。

そして、母は目がおかしくなるまでは、本当に普通に生活していて、88歳には思えないくらいしっかりしていたので、「介護認定」の申請をすることなんて考えてもいなかったんですが、今の母は認定の申請が必要ということで、病院へ入院しているうちに介護認定の申請をした方が良いと言って、病院に常駐しているソーシュルワーカーの方を紹介してくれ、主治医として評定も書いてくださったんです。
もう、母の面倒を見ることに手を焼いていた私にとって、本当に神様が降りてきてくれた思いでした。

母は、25日間病院へ入院したんですが、本人は退院したくなく渋々病院を離れることになったんです。
退院して言ったところは、本人も住みたいと言った高齢者住宅。
入るなり「失敗した。やっぱりちゃんと調べてから選ぶべきだった」と。
母の為に、退院してすぐ住める様に、毎日休むこともなくひたすら準備をした私に向かって言った言葉は「ありがとう」ではなく「失敗・・・・」です。

高齢者住宅は、今年の三月に出来たばかりでとっても綺麗な所。
玄関入ると、どこかのホテルのロービーではないかと思うほど素敵なエントランスなんです。
私が住みたいくらいな所。
パパと、「歳を取ったらこういう所がいいね。」と言うくらいな所なのに、母は不満だらけ。

不満からなのか、一日中部屋に閉じこもりお友達も作ろうとしない。
何よりも、食事をしたくないと言って、ほとんど食事を取らずスタッフに心配をかけてしまう。

そんなことをしていれば、体力がなくなり、年寄りですから歩けなくもなるんです。
自分で勝手にそんなことをして、言った言葉は「私は、ここで一人では暮らせないから病院へ入れて。」

動こうとしない母の為に、ほとんど毎日母の所へ行き掃除や洗濯、身の回りの片付けに明け暮れる日々。
毎日行くから、自分で動こうとしないのだと思っても、周りのスタッフにご迷惑がかかると思うと行かずにはいられない。
そんな日々を繰り返している時、訪問診療をしてくださるクリニックに訪問診療を依頼。
動こうとしないので、病院へ連れて行けずお願いをするしかなかったんです。

そして、訪問診療に来てくださった母を見た医師は、ここでの生活はもう無理なので、病院へ入院させましょうということで、母を受け入れてくれる病院を探してくださって、おととい母を病院へ入院させました。

色々検査をして頂いて、驚きなことがありました。
母の救急車騒ぎが続いていた時、たまたま同じ救急隊の方がいらっしゃった時があったんです。
その時、救急隊の方が「僕は仕事柄色々な所へ行きますが、お母様の様な方良くみます。歳を取った方に有りがちな状況です。体がどこかおかしいというよりも、心の問題が大きいとおもうので、一度心療内科でカウンセリング受けてみたらどうでしょう」と言いました。
私も、それは思っていたことだったんです。

そのあと、医師の温情で母が入院させて頂いた病院の医師も同じ思いを持っていた様で、母は「うつ」なのではないかと。

なので、私はずっと母は「うつ」だと思い、実は病院の先生の紹介で精神科を受診させました。
その時、精神科の先生は「事柄をみているとうつの様だけど・・・・本人と話していると、うつという断定ができない」って言われてました。

じゃ、なんなの?
という疑問が、今回解明したんです。

母は、「うつ」ではなく、なんと・・・・


「アルツハイマー認知症」だったんです。

もう、びっくり。
今まで、母をみていて「アルツハイマー」とか「認知症」なんて言葉は頭に浮かんだことなかったから。

確かに、物事に対しての意識が薄く、興味を持たないというのは、最近強くなっていた様に思います。

アルツハイマーであることって、なかなか見つかりにくいらしいんです。
アルツハイマーの症状が出てきた時は、結構進んでいることが多いらしいのですが、母は症状が出る前にわかったので、お薬で進行を抑えることができるとか。

しかし、アルツハイマーの認知症とわかっても、会話がちゃんと成り立っていますし、その日の出来事もちゃんと話せるので、本当に早くわかって良かったです。

それに、今まで体の方に悪い所はないといわれてきたけれど、体の方にも異常はあったんです。
すぐに命に影響があるわけではないのですが、年寄りですからちょっとした変化があると危ないとも言われました。

これから、2ヶ月ほど入院をすることになりましたが、退院しても高齢者住宅へは戻れないらしく、次の住まいは病院で探してくださるとのこと。

母は、身の回りのこと、全て誰かに見て頂きたくているので、そういう所が見つかればいいのですが。

先週、やっと実家の片付けや手続き関係が終わってホッとしたばかりですが、今度は高齢者住宅の片付け。
でも、こちらは退去すると母は家なきおばあさんになってしまうので、住所確保の為に母が退院するまで主人なき住居へ家賃を払い続ける・・・・もったいないけど、仕方ない。(笑)


自分も年齢を重ねて行くのですから、当然自分の親も歳を重ね色々な問題が出てくるのですけれど、わかっていても突然親の問題を目の当たりにすると、かなり衝撃的ですね。
泣いていても、何も解決しないとわかっていても、時々なんでもない時にフッと涙が流れてくるんです。
食事のしたくをしていても、お風呂掃除をしている時でも、車を運転している時でも、突然涙が流れてきて、そんな自分驚きます。
頑張っても頑張っても、次から次と新たな問題にぶつかり、本当に逃げたくなる。
「私の心、壊れそう」と思ってもどうなるわけでもなく、今は目の前の壁を一つ一つ越える努力をするのみ。
体重も4キロ痩せました。

心から、早く落ち着いた日々を送りたいと思う日々。

でも、辛くてしかたないですけど、大きな壁にぶつかった時「もう無理かも」と思うんですが、不思議と壁の上から手を差し伸べてくださる方がいる。
幸せなことです。
感謝しています。
そういう方がいてくださるから、これからも頑張ろうと思います。

大分長くなってしまいましたが、私の近況報告です。


最後まで、読んでくださってありがとうございます。(^_^)☆

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